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離島産業振興の大きな障壁(その1物流)

離島振興における大きな障壁の一つに物流があります。ここ八丈島こそANAが飛んでいるので宅配便で送れるものに関してはストレスはさほど感じませんが、大型家具や家電に関しては本島から送れないもしくは購入価格と同じもしくはそれ以上に送料がかかる場合があります。特に前例の無い精密機械のようなものに関してはメーカー側ではかなり渋るケースがあります。私の場合3dプリンターの輸送にかなり手こずり最終的には小型のものは八丈島で中型のものは広尾オフィスに置くことにしました。中型3dプリンターの保証がセンドバック修理ともなると往復40万円ほどのコストがかかります。オンサイトでも技術者の往復航空券代や宿泊費がかかりますので自分で直せる技術力とそれなりの覚悟を持って導入しなければなりません(両方持ってなかったので断念した次第です)。逆にサーキュラーエコノミーで廃材を使用した家具などを製作して本土に送る場合はヤマト便で送れるサイズでデザイン・設計しなければならないというデザイナーにとってはなかなかのディスアドバンテージになります。まっ、様々な課題をクリアして最高のものを生み出すのがデザイナー本来の使命ですのでそれも与えられた試練として楽しむしかないですね。

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