B’z LIVE-GYM Pleasure2018HINOTORI in 豊田スタジアム2日目
9月6日豊田スタジアム初日で大きな危機に直面したB’z・・・そこから2日後のライブでは、危機に際してのB’zというバンド、それを支えるスタッフ、そして稲葉さんの底力を見ることとなりました。
1日目のライブについてはこちら↓
https://note.com/tenmomo/n/n738d51d59c4d
以下、当時の自分のブログよりー
この日の開演が遅れたのは、実は雨による機材トラブルが原因だったことが後の会報で判明しました。稲葉さんは「開演が遅れてるの、みんなオレのせいだと思ってるよね。オレ、みんなに心配ばっかかけているから」と気にしていたそうで・・・
ごめんなさい!私も完全にこの遅れは稲葉さん待ちでは?と思ってました~
セットリストから削除されたのは「光芒」「イチブトゼンブ」及び、前日と同じくアンコール2曲目。本編ラストの「Pleasure」にてエキストラ演出がありました。
「光芒」は素人が聴いても難曲とわかるけれど、定番曲の「イチブトゼンブ」が実は歌いづらい(と稲葉さんが感じている)ことが意外な発見。
1日目の終わり、稲葉さんは自分の不調を謝りながら「歌で返します」と言ってくれて。まさかそのたった2日後にもうお返しがいただけるとは思ってもみませんでした。
もしこの3日間のライブでどれかひとつだけ音源が聴けるとしたら、私は迷わず2日目を選びます。
この日の歌い方は、1999年からライブに行くようになって初めて耳にしたものでした。年月とともにその歌声自体の記憶はだいぶ薄れてしまっているけれど、そのとき心に刻まれた驚きと感動は今も鮮やかに残っています。
1日目は力んで声を押し出す、がなるような歌い方。そういう感じもワイルドで格好良いんだけど、喉にも体にもとても負担がかかりそうだった。
2日目は真逆で、一音一語を大切に丁寧に歌うきめ細やかな歌唱だった、と当時の自分は強く語っている。
きっと稲葉さんは、いつまた状態が悪化するかわからない中で薄氷を踏むような思いだったはず・・・自分の声と体調に神経を尖らせ、どこまでなら出せるのか、どうすれば最後まで声を維持できるか探りながら。
その状況下で出来る最大限のパフォーマンスを見せてくれて、結果的にそれがかつてないほど細やかで美しい歌声となって心に響いたのだと思います。素人の想像ですが。
稲葉さんの歌以外にも、この日のライブでは個人的にとても印象深いことがありました。
1日目はアリーナ中央の埋もれ席、2日目はスタンド4階、天井に近い席。
豊田はすり鉢状のスタジアムで、スタンドはかなりの急勾配となっています。最上段は5階で、私はそのすぐ下。さすがに今日はハズレ席、と当初は落胆したのですが・・・
都会の夜景ではなく、普通の家の窓からもれる灯と家路に向かう車列のライト。その下にキラキラとまばゆい翼を広げるHINOTORIのステージセット。陽が落ちるにつれ際立つ、日常と夢まぼろしが同居するシュールな美しさ。今も忘れることはありません。
こうして危機を乗り越えた2日目。豊田でのライブは残り1日となりました。
最終日についてはこちら↓
https://note.com/tenmomo/n/n12cfb90b3361
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