夢見る頃を過ぎたら(日記 2022/11/11)

一昨日、昨日、今日は特にやることが多くて、さすがにもうへとへとになってきました わしはもうだめじゃの気持ちです おじいちゃんです ぼくは「グラン・トリノ」とか「カーズ3」とか、あと最近のだと「トップガン マーヴェリック」とか、ああいう「夢見る頃を過ぎた人間が次世代にバトンをつなぐ」をテーマにした映画が大好きなのですが、いまそういう気分です まだ28なので、どう考えても「渡す側」じゃなくて「渡される側」なのですが…人生ながいなあ こんなに疲れてるのにぜんぜん終わる気配がない いつになったらバトン渡せるのかな いやていうかそもそも渡せるほどのバトンをぼくは持ってないな…

微妙に脱線しますが、「全盛期を過ぎた人間の意志を次世代が受け継ぐ」系でぼくがいちばん好きな作品は、白戸三平の「ざしきわらし」という漫画です 有名な短編なのでご存知の方も多いと思います

これに収録されてます あとちくま文庫さんは「老境まんが」っていう「老いていくこと」をテーマにした選集本にも入れてた気がするな なので昔の作品ですが手に入りやすいです

「ざしきわらし」は、忍者の世界で今までずっと頑張ってきたんけど、最近身体に限界を感じていて「どうしよう…」と悩んでいるおじいさんが主人公です 忍者の世界はバックレると殺されてしまうのですが、このおじいさんはそれでもバックレます 「こいつは老いぼれだしもう役に立たない」と判断されたら容赦なく捨て駒にされてしまうからです そして生死をかけた逃亡中にひとりの少年と出会って…という物語です

これはね、もうぼくの理想がめちゃくちゃたくさん詰まっててね、最高なんだよな~ ぼくは「青春」と呼ばれる期間が完全に終わったあと、一体自分はどうやって生きていけばいいんだろう、今だって生き方まるでわからないのに、これでうっかり長生きして60とかになっちゃったらますますどうすればいいのかわからないな…とか考えてたまに途方に暮れたりするのですが、「ざしきわらし」にはその答えのひとつが描かれています

「夢見る頃を過ぎたあとどうするか」は大事な問題だよね 「中年の危機」って言葉があるぐらいだもんね ぼくは中年になったらどうするのかなあ 今はまだなんだかんだで夢の中って感じだけど、いつかは出ることになるのかな でも「ずっと青春、ずっと夢の中」っていうのもありなんだろうな うむむ まあ最後は結局自分で考えて自分で選ぶしかないのでしょう しかし今はへとへとなのでそんなことを考える余力はありません てかもう朝やんけ 寝よう おやすみです






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