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わたしたちの夢見るからだ

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ハンドポークタトゥー・絵・声・短歌・文章・踊りなど、様々な表現活動を行っている無さん(@naknar32)のエッセイです。 わたしたちの「からだ」とは何か。「からだが社会化され… もっと読む
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#エッセイ

わたしたちの夢見るからだ【第七話】:タトゥーになった傷についての覚え書き

 ねこと暮らしている。  ねこという生き物に常に敬意を示さずにはいられないため、ねこさん…

点滅社
2か月前
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わたしたちの夢見るからだ【第六話】:タトゥー/多元的な美しさについて

※摂食障害についての記述があります。閲覧は自己責任でお願い致します。  人間がより美しい…

点滅社
3か月前
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わたしたちの夢見るからだ【第五話】:つくることのひらかれ(後編)

前編はこちらから。  踊りにおける身体表現について。  踊ることは、自ら(あるいは他者)の…

点滅社
3か月前
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わたしたちの夢見るからだ【第四話】:つくることのひらかれ(前編)

 前回書いたのは、わたしの踊りの原初体験のようなものだった。踊りをするものとしての個人的…

点滅社
4か月前
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わたしたちの夢見るからだ【第三話】:踊りの記録

 舞台に立ったことがある。纏うものはあっても、そこでは体ひとつの物語ることだけが唯一の声…

点滅社
4か月前
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わたしたちの夢見るからだ【第二話】:わたしと、身体と 〈後編〉

前編はこちらから。  もうひとつ、抑圧と管理の記憶について。  国立の中学校の入試を受け…

点滅社
4か月前
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わたしたちの夢見るからだ【第一話】:わたしと、身体と 〈前編〉

わたしの身体は、どのくらいわたしなのだろう。いつも思っている。ままならないもの。  自分そのものであるようでいて、皮膚の数ミリに隠されたその内側で起こっていることは何ひとつわからない。突然痛んだりする。痛めば痛みに引っ張られ精神も落ち込んだりする。  ひとが理想の自己イメージについて語るとき、身体の形もついてまわる。ここの形が気に入らない、もっと長く、短く、細く、太く、大きく、小さくしたい。  鏡を見れば顔があって、それが自分の顔だと気づいた時のことはもう思い出せない。分か

無さんのエッセイを連載します

今週金曜日の夜から2週に一回、無さんのエッセイを連載します。 X(Twitter) ・無(む) @nak…

点滅社
5か月前
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