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愛と循環のものがたり

ちきゅう留学のことと、
それまでのことと、これからのこと。


余韻にひたひたで終わってからはや二週間が経ってしまいました、、

インスタグラムに載せようと思って文章を書いていたら色々と溢れてしまって
インスタグラムに書ける文章制限を越してしまったのでここにとりあえず貼り付けます。

読んでいただけたら嬉しいです。

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ちきゅう留学について

参加者27名
運営13名若者各地から集い
佐々木ファームの大地で豊かさや循環に向き合う4日間のイベント。(詳細はコチラ)
佐々木ファームでインターンをしながら、運営に携わらせていただきました。

人参の草とりを体験したり
思いっきり畑を走ったり。
循環社会の先駆者のゲストのお話しを聞いたり。
新井和宏さん/宇野豪祐さん/鈴木寛さん
自分の“豊かさ”向き合う時間
夢を語り合った同志たちと夕陽を眺める時間


前代未聞。ハウスの中でキャンプ。
ハウス×テントは相性が良すぎて
誰にも教えたくないくらいの空間でした。


そのどれもが夢のような時間で

ただただ、愛おしい時間でした。

愛と豊かさで溢れていて

ご縁と直感でしか生きてきてない私だけど

それが確信に変わって

やっぱり、間違ってなかったんだ

って思えた4日間でした。

でもあの4日間を誰かに伝えようと、言葉でまとめようとすればするほど、できなくて
上手くできないことにもどかしさを抱えていたけれど、まず何かまとまるような言葉で表せるような物ではないのだと気づきました。

そうだよね。そうだった。

もうずっと言っているけど

大事なものほど目に見えなくて、儚くて、尊い。

だから難しい。

でもだからこそその儚い何かを抱きしめて
大切に、生きていきたかったんだと改めて思います。

だから何かわかりやすい言葉で綺麗に見えるようにまとめることは私の中で違和感があったんです。

だけど、大切なものはここにある。

つながりも、愛も豊かさも、ここにある

と書き記しておきたくて

ただ溢れる言葉を並べています。

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贈与と循環

ちょっとだけ、過去の話を。

準備期間から数えると約半年。

昨年度のイベント終わってからだと1年。

初めて佐々木ファームに出会ったときから数えると2年。

ぬくもり、ご縁、愛、循環そんな目に見えないものに向き合い始めてから約3年。

諦め悪く、この曖昧なものをどうにかカタチにすべく色々と、やってきました。
(私の勝手な願望/挑戦でもあった)

多分、はじまりは高校の授業で見た映画『Pay it forward』。
優しさが広がる様子を見て、こんな風に恩送りが広がったら世界は平和になるだろうな〜とぼんやり思っていました。

大学2年のとき、友人とやっていた喫茶営業から派生し、コロナの流行をきっかけにあるプロジェクトをはじめました。
Pay it forwardの考え方を用いて無料で珈琲とお手紙を贈るプロジェクト #コーヒーより愛を込めて。
「お代はいらないけどお手紙を返してくれたら嬉しいです。寄付をいただけたらより多くの人に届けられます」と添えてひとりひとりにお手紙を書いて、大切な人と一緒に飲んでください、とふたつのコーヒーパックを送りました。(最終的に100人のお客様にお届けすることができました)

その時たしかに、なにかあたたかいものが広がった感覚を覚えています。
(カフェの店長だった彼がその時のことをまとめてくれている記事はこちら)

最終的には準備にかかった費用が全部還って来ただけでなくもう一度プロジェクトを行うことができる資金も還ってきました。フリーで始めたのに、計算すると1杯のコーヒーが約500円になっていました。


新しいお金のまわり方を知り、感動しました。

これはなにか確かなものがあるかもしれない、とビジネスコンテストに出場。

でもそこでビジネス用に作ったプランはビジネスとしてはなんだか私的にずっとしっくり来ていませんでした。(その時は全力でやりきったけれども..)
(その時のことをまとめている記事はこちら)
ジョンミン、勝手に借ります。ありがとう。


しっくりこなかった理由は今ならはっきり分かります。
その時のビジネスプランはビジネスコンテストに出すために、どうすれば利益に繋がるかを考えて作ったものだったから。

本当は、ただ感謝を、愛を伝えたかっただけなのに、繋がりを大切にしたかっただけなのに、
気付けば目的が変わっていたんだと思います。

だから、そのビジコン用のプランはうまく運ばれなかったのではないか。

と、今考えると腑に落ちます。

そのビジコンに挑戦する過程で『持続可能な資本主義』という本を書いた新井さんに出逢って、共感資本社会という考え方を知ったり、

近内悠太さんの『世界は贈与でできている』
という本に「贈与は受け取ることなく開始することはできない」と書いてあったのをみて

(≒受け取ったことに気付いたならば、それを贈ることができるということ)

色々つながりました。

振り返ってみると当時、喫茶活動をする中で私たちはたくさんのぬくもりと愛をたくさんのお客さんから受け取っていました。(と気付きました。)

だからそれをまた誰かに届けたくて、いただいた恩を贈りたくて、その一心でやっていたから#コーヒーより愛を込めて はたくさんのお客さんに届いたのです。

肌感覚だから分からないけれど、私は本当の意味で、“届いた”と思っています。

だから、たくさんのお手紙と次に繋げるための資金が還ってきました。

ありがとう。


一方後者はビジネスコンテスト。利益を出す為に生み出されたプラン。利益を得ることを目的に“つくられた”ものだったから、

そりゃ何も贈れません。

その一見似ているようで全然違う、ふたつの「贈りもの」の仕組みの違いに最近気づきました。


本を読んだり、ちきゅう留学の運営メンバーや同志たちと話をする中で何かがストンと自分の中で落ちて

この贈与の仕組みは、モノや想いだけでなく人間も人生も一緒だと思いました。

ずっとずっと贈られてきたんだ。
だから、贈ることができるんだ。

私たちは大きな大きな愛の贈与の循環の中にいる

そんなことに気付いたことが、ちきゅう留学のOKURUというコンテンツに繋がりました。

イベントの最後に参加者からイベントを支援していただいたご支援者様に向けてメッセージを書いてもらいました。
そこには参加者のみんながイベント中に気づいたこと、だからこそ溢れる言葉で溢れていました。

参加者からの言葉でいっぱいの箱
ご支援のリターン発送に使用しました。

伝えたかったこと


元をたどれば、何か利益を得ることを目的に生まれてきた人なんていないのではないか、と考えます。

地球、母と父、ここまで育ててくれたひとや環境、ひとつひとつの小さな要因が積み重なって今の私がいるということ、

ただこの瞬間が尊くて、有り難くて、何事にも変えられないくらい愛おしい瞬間だということ

本当にひとつひとつの出来事全てに意味があるということ。

だからそこにあなたがいることにも意味があって

ただそれだけで充分だということ。

そんなことを伝えたいと思いました。

佐々木ファームでキラキラ輝く個性的な野菜たちがいつも教えてくれます。

無肥料無農薬の世界では生きたいという意思を持っていないと虫や草に負けて消えてしまう厳しい世界。

(負けるという表現が正しいのか分からないけれど、野菜として人間にとって都合が良い状態で生きることができないという意味で)

だけど、その中でも力強く生きている命。

それは大きいも小さいもなくて

形が悪いとか悪くないとか

そういうことではなくて


ただひとつの「いのち」

それだけだということ。

色もカタチも味わいも、ひとつひとつ違うけど
全部キラキラ。
今年頑張ってくれたとうもろこし!
中にはこんな子もいたよ。これもひとつの命。
ハチは本当に働き者。いつもありがとう。


そしてそれは人間も一緒。
一人一人がただひとつのいのち。

小学校の道徳で習うような当たり前の
ことだけど。

気づけなくなってしまっている。

もし今、何かの要因で輝けていなくても
それはきっとあなたの人生に雨が降っているだけ
雲がかかっているだけ。
生きる という意思さえあれば、必ずまた晴れるから。

その時々の状況を全力で全うすることができる状態ならば花を咲かせられないときでもきっと、下へ下へと根を伸ばすことができる。

そしていづれ、必ず大きな花を咲かせ、種をつけ、次の人生へと循環させることができる。

だから、ありのままで、そのままでいい。

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ぽわぽわと頭の中にあったそれを「ちきゅう留学」というイベントに乗せて、たくさんの仲間と共に表現させていただくことができました。

本当に運営参加者ゲスト含め全ての人が輝いていたような気がしました。

その一部始終に携わることができたことは、私にとって、本当に大きなことで、本当に有難い経験でした


これから


そしてその4日間を通して感じたこと

「だから、みんなと生きていきたい」

ということ。ひとは1人じゃ生きていけないから

私も私ひとりでは決して生きていけないということを認めて、周りにいる大切な仲間たちを信じて頼りまくって生きたい。

((ので、みんな、よろしくお願いします))

ありのままのそのままの一人ひとりが輝いているならば、その一人一人がパズルの1ピースみたいに、ハマりあって助け合って一枚の絵を完成させるようなことができると思うから。

そしてその接着剤は、きっと、愛。
(マナと読んだあなたはきっともうその1ピース^^)笑

今は何言ってるの〜と思うかもしれないけど、いつか本当にきっとそんな世界になるだろうな〜と思っています。

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ちきゅう留学ではたしかにひとりひとりが輝いていて、希望と愛と豊かさで満ちていた。

大きな大きな循環の一部分であることに気づいたみんなはきっとそれぞれの場所に戻ってもこの循環を回し続けられると思います。

気付いたらならば、贈ることができるから。

できるときとできない時があると思うし、どんな規模でもいいです。98

だけどきっと今までとは見える世界が変わって見えると思うから、最初は戸惑うかもしれないけれど
少しずつ自分ができる範囲の恩送りをしてみてほしいです。

私も、勉強中。笑

小さな小さな積み重ねがいつか大きな輪になって世界中に循環するといいな〜と

まだ見ぬその時を信じて今は根っこを伸ばしながら私ができる循環をできる範囲でやっていこうと思います。

長くなったけれど、、、、、、、、


結果、大成功です。

みんなに出逢えて幸せです。

こんな素敵なイベントに携わらせていただいて、幸せです。

このイベントを支えていただいた方、応援してくれた友達、信じて洞爺まで来てくれた参加者、運営のみんな

洞爺の大地。

佐々木ファーム。

スタッフさん

麻紀さん。


本当に本当にありがとうございました。

出逢いとご縁に感謝いたします。

心境

今このタイミングで色々繋がって言葉になって出てきていることに驚いています。

表現の形はこれからも変わっていくだろうけど

伝えたいことはきっとこれからも変わらないと思う。

ありのままで、そのままで素敵だから

そのひとりひとりが輝ける世界をつくりたい。

そしてそこで大切なものは、きっと目に見えない

ということ。

難しいことは未だによく分からないし勉強は苦手。でもピンと来ることにはどんどん入り込んでいけるから、より学びを深めて、実現に近づけるようにゆるっと頑張りたいなあと思います。
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イベントの振り返りをしようとしたのに
なんか決意表明みたいになってしまいましたが、、

ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。

相変わらず散らかっている文章だけど、何か伝わるものがあったら嬉しいです。

これを書いて、数日何度も何度も読んで、ハッとしたのはあーこれ自分に贈りたかった言葉なんだな。
ということ。

知らないうちにたくさんたくさん頑張ってきた自分を褒めて認めてありのままの自分をよしよししてあげよう、、。

色々と感じることが多くて、そこから生まれたものもたくさんあって、まだ心がざわざわしているけど
このざわざわも噛み締めていきたい..

新しい仕組み、社会、より豊かな世界に向けて
できることをできるだけ、やりきっていきます。

洞爺暮らし半年が終了。7か月目がスタート。
自分の中で、シーズン2が始まった、みたいな感覚。

なんかよく分からないけど違うステージに登った気がするな。わくわくする!


読んだよ〜という証にハートを押してくれると喜びます!
感想や、いやいや、、というコメントもいつでもお待ちしてます。語りましょう。

では!

LOVE

※今まで農家さんの名前を出していなかったけれどイベント名前やらなんやらで出さざるを得なかったので名前をだしましたがこのnoteが超個人的なものであって、会社の考えなどを代弁するものでないです。ご理解いただけますと幸いです。

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