「創作は上を見るとキリがない」ということを、ショーペンハウアーとシェイクスピアとかきたまうどんで思い出す
新刊が出ると、そのあとの編集さんからの連絡は緊張する。
たいてい、わたしみたいに出版業界のすみっこでもがいているような作家は、「絶好調です!」「早くも重版です!」みたいな連絡が来ることはまずない。
「悪くない」「まずまず」というおしらせがくれば御の字で、やんわりと話題を流されたら、「あ、あんまりよくなかったんだな」と、なんとなく察することだってある。
「でも自分まだ新人ですから」だとか言い訳をこねくり回そうとしても、「あ、でも、あの人はわたしよりデビュー遅いけどもうシリーズ