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願望を叶えるためには?「やりたいこと」と「向いていること」のどっちが必要?


やりたいことで叶える人生。

向いていることで叶える人生。



「夢を実現する」ということにおいて、多くの人が毎日のようにこのふたつのことを”精神の天秤”にかけて、自分の人生の方向性に迷っていることでしょう。



僕自身も、「目の前の人の才能を発掘して、その人の人生をより良い方向に導く」ということを生業にしているため、セッション中は「この人はどちらを優先すると輝くのか」ということには非常に繊細になりますし、伝える言葉にもかなり気をつけるようにしています。





この世には”プラス”と”マイナス”が同じ分量だけ存在します。

ポジティブな出来事がたくさん起こった後には必ずネガティブな出来事がたくさん起こります。

たとえば、テンションが上がっていつも以上に盛り上がったあとには、いつも以上に落ち込んで寝込んだ経験をしたことのある人も多いでしょう。



すべては”真ん中”を維持するための自然法則です。

ギターの弦を弾くと、振動を繰り返して次第に幅が狭くなりながら真ん中に戻っていく。

人の感情も体調も行動も人間関係も、すべてこの力学が作用しています。



やりたくないことをやめてしまうと、やりたいことも消えてしまいます。

「会社の仕事が嫌だから個人で起業しよう」と思って綿密に退職後の計画を立てたにも関わらず、いざ退職してみるとまったくやる気が起きなくなってしまったという話はとても多いです。

そして、感情の力学を知るとそれは当然なことでもあるのです。



そのため、「ただやりたいことだけをやる」のではなく、やりたいことをやるためにやりたくないこともやることと、
向いていることをやる中で向いていないこともやること(の覚悟と行動)は、願望実現や達成においては必須になります。





では、「やりたいこと」と「向いていること」のどちらを優先すると良いのか?



結論として、「”やりたいこと”を叶えるために”向いていること”を活用する」というのが僕の答えです。

「やりたいこと」とは「願望」です。
「向いていること」とは「才能」です。

「やりたいこと」には自他の差がなく、
「向いていること」には自他の差があります。

100人中100人に否定されてでも望むことが「やりたいこと」であり、
人とくらべて秀でていることが「向いていること」です。



人が本当に幸せな人生を過ごすために必要なのは、自分が心から「豊かだなぁ」「嬉しいなぁ」と思える世界(自他比較のない世界)で過ごすことでもあります。



ある時のクライアントさんで、「絵を描くことを仕事にしたいのですが、私は向いていますか?」と質問がありました。

その時点では絵を頻繁に書いている訳ではなく、「絵を描いて生計を立てるライフスタイルへの憧れ」からの質問でした。

もちろん美しい絵を見て感動する心を持っているということは、何かしらの芸術的な才能の種は持っているかと思います。

でも、その時点ではあくまで”種”であり、開花はしていません。

この時点でのこの方にとっては”絵を描く”ということは「才能」ではなく「願望」です。



さらに掘り下げてみると、この方には「人の考えていることを察知できる」というスピリチュアル能力がありました。

幼少期からずっとまわりにいる人の考えていることが明確にわかっていた。
その能力で趣味程度で友人に占いやセラピーをやってきた。

みんなその方の能力に「すごい!」「ありがとう!」と必ず驚きと感謝を感じるというのです。



でも当の本人は「これは私がやりたいことじゃない」と思っているので、その価値の大きさに気づいていません。

ワクワクできないから、仕事にしたいとも思えていないんですよね。

この方がその能力を活用すればすぐに収益化もできるほどの力もある。



紛れもなく「才能」です。

しかも開花もしています。



でも、きっとそれを仕事にしてもこの方は幸せにはなれません。

これは本人の「喜び」ではないから。





このような方が幸せに願望実現するためには、「やりたいこと」と「向いていること」を連携させることをオススメしています。

一例ではありますが、「相手の考えていることを絵に描く」ということ。

いわゆる「念視」というやつです。

相手が明確に気づいていない潜在意識を絵で表現することで、カウンセリングやセラピーとしても活用できます。

そこにこの方の芸術センスや表現方法を組み合わせていけば、ひとつの作品としても創り出すことができます。

昨今の時代がら、求める人や救える人も多くいるかと思います。





天性開花セッションをしていると、多くの方が自分の才能の価値を低く見てしまっています。
(本当にもったいない。。汗)

才能を活かさずに願望だけを追いかけて、結果が出ずに迷走を続けています。

世の中の風潮も「向いていること」よりも「やりたいことをやろう」にフォーカスをする流れになっています。



しかし”天性開花”ということにおいては、「向いていること」と「やりたいこと」の両方がとても大切になるんです。

あなたの体、名前、意思、親、この時代に生まれたことには必ず理由があって、必ず何かしらの「才能」を授けられています。

あなたが人から否定されてでも「やりたい」と強く思うことには、必ず何かしらの「導き」のもとに生まれた願望です。



「才能」と「願望」を組み合わせると、それは「使命」になります。

この世であなただけの「役割」のことです。



ぜひ広い視野と高い視点で世の中を捉え、才能を活用して願望を成就させていただけたらと思います。



それでは、素敵な人生を。



鈴木天尋




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