見出し画像

【白猫】氷焔戦線がめちゃめちゃカッコよかった4つの理由【イベ感想】

※はじめに

どうも、今週木曜には白猫TCG第11弾が発売、4/6にはアニメが放映開始と、ドキドキワクワクが止まらない系peopleになっているMacroです。
白猫界一大イベントであるゼロ・クロニクルのアニメ化まで間近となりました今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

画像1

▲いやもう単純に楽しみすぎますよね

今回の白猫noteは現在絶賛開催中の「Force of FANG~氷焔戦線~」のイベント感想記事となります。
感想記事は新春茶熊2020以来ですね。今回もいてもたってもいられなくなり、ちょっと遅れましたが執筆いたしました。直近のティファレス・オーダーもシビれる場面が多かったですが、舌の根も乾かぬうちに追撃をもらうことになるとは・・・最近シナリオライターさんたち頑張りすぎじゃない??

お察しの通りネタバレ上等、全身全霊ぶっぱスタイルで参りますゆえ、まだまだシナリオを最後までご覧になっていない方は、早急にブラウザバックをお願いします。

いやマジでまだ読んでない人、特に初期シャル・オウガの時代から白猫やってた人はこれのために復帰してもいいってレベルで良いシナリオだったから至急読んできてお願いします。

ということで以下、いつものネタバレ回避用空白になります。
スクロールお願いします。

----------ネタバレ防止空欄----------


























では参りましょう。
結論から言いますと、私は今回のシナリオは「カッコいい」の詰め合わせだったと感じています。

①歴史があるから「カッコいい」

記事タイトルにも書きましたが、今回のシナリオ・演出・キャラ選、どれをとってもカッコいいとしか言えませんでした。

おそらくこの記事を読んだ人の中にも、今回の登場キャラたちのカッコよさ、イケメンさ加減に打ちのめされた人が数多くいると思います。

なぜこんなにもカッコいいのか、その理由の一つはこれまでの感想記事でも多々触れてきたバックボーン…すなわち歴史にあると考えています。

思い返せば始まりは2015年の夏、5000万DL記念として登場したガチャとイベント。
シャルロットとオウガ、この2名を擁した限定ガチャは、当時新規流入ペースがピークに達しつつあった白猫界において、旋風を巻き起こしました。

画像2

▲当時どれだけの人間が、シャルロット欲しさにガチャを回したか…!!

性能一つ取っても、まさに無双。当時最高難易度と評された「呪いの武器シリーズ」のクエストを単騎で駆け抜ける姿に、多くのユーザーが度肝を抜かれます。キャラクター性も高く評価され、非常に高い人気を得ました。

画像3

▲一時、マジでどこの協力でも呪剣シャルしか見なかった気がする。

特にシャルロットに関しては、現在に至るまでのガチャ登場回数は9回と全キャラ中ぶっちぎりで1位。多くの白猫プレイヤーが、彼女を「白猫の顔」と呼ぶことに、異論は唱えないでしょう。

そんな彼女達と「氷闇の牙」が出会ったのも、今となってはもう1年半前の出来事。ヨナ、そして当時はNPCとしての出演だったレイガ。「The Battle Island~光焔の御子と氷闇の牙~」の開催です。

画像4

歴史を重ねてきたシャルに、親友・ライバルポジションの少女が現れました。
光焔と対を成す氷闇。見目麗しい姿も相まって、バレンタインキャラに抜擢されるなど、人気を博しました。
レイガに関しても、劇中での強さや立ち居振る舞い、そしてなんといっても重度のシスコンというギャップに惹かれたプレイヤーは数知れず。NPCの中でも指折りに魅力的なキャラとなりました。

白猫黎明期の2015年から、一貫して人気であり続けたシャルロット。
そして、そんな彼女を取り巻く人間関係はそこから継続して描かれ続け、今となってはその重厚さは1キャラクターを中心に構成されたものとしては、他の追随を許しません。

そんな「歴史」が今回も、非常に大きな役割を果たしていると思います。
シャル・オウガ・ヨナ・レイガ。この4人が並び立ってイベントに登場する、それだけでユーザーの心はアツく燃え滾ります。
こと、昔からシャル・オウガのことを知っている人に関してはなおさらです。

そんな積み上げた歴史から繰り出される、2部構成のガチシナリオ。
その破壊力はすさまじいものでした。
そんなシナリオの構築の仕方が2つ目の理由。

②王道のシナリオ構成だから「カッコいい」

そもそも白猫プロジェクトのリリース当初の売り文句は「まさに、王道」。
元来、白猫のストーリーはその売り文句通り、王道を得意とします。悪い言い方をすると使い古されたフォーマット、と言えなくもないですが、そんなことお構いなしに我々の心を揺らす展開には、確かに「王道」と呼ばれるだけの所以があります。

今回のシナリオも、まさしく白猫お得意の王道バトルものを地で行く展開に仕上がっていたと感じます。


起:同胞を傷つけられ、連れ去らわれ、その奪還を目的として敵地に乗り込む。

承:敵と相まみえるも、その強さに敗北を余儀なくされ挫折を味わう。ピンチの状況となり、主人公側が危機に瀕する。

転:再度戦いへ赴く。戦いを共にした仲間が駆けつけ、主人公自身も覚醒し、一気に戦況が好転。

結:戦いには勝利するも、黒幕の姿は見えず。さらなる戦いを予感させて次のストーリーへとつなげる。

以上に書いたのが激闘編の大まかなプロットであることは、すでにストーリーを読んだ皆様にはお分かりかと思います。
展開自体は、いろんな漫画やアニメで使い古されたものですが、それでもなお我々の心を熱くさせる。あらためて、白猫のシナリオライターの方々は、「王道」の使い方が上手い、と感じました。

そして3つ目の理由は、王道の最たるもの。

③男が活きているから「カッコいい」

自分が今回個人的に一番感動したのは、オウガとレイガ、この二人を大きく輝かせていたところです。
古来、バトルものの漫画の主人公は決まって男性でした。もちろん、様々な作品が出現した昨今では、女性が主人公となっているものも決して珍しくはなく、ましてや白猫のようなソシャゲのシナリオにおいては、ユーザー層を考えた際に男受けのよさそうな女性主体のシナリオになりそうなもんだということは、想像に難くありません。

そこを、思い切って男をがっつり目立たせてきた。
それが本当に素晴らしかった!!

激闘編フィナーレから追撃編にかけての二匹の獅子の雄姿といったらもう、全身の血が沸き立つほどの熱量を感じました。

ヨナのピンチに颯爽と駆けつけるレイガ、自身は重傷を負っているにも関わらず気丈にふるまうその姿には、多くのプレイヤーは息をのんだことでしょう。俺?画面の前で「ふぉおおおおかっけえええええ」って連呼してました←

負けじと馳せ参じるオウガ。死んだと思われた仲間が実は生きていてピンチに駆けつける展開は、まさしく王道。その頼りになる後ろ姿は、典型的な「男が惚れる男」そのもの。これまた多くの人が震えたことでしょう。俺?あまりのイケメンさ加減に画面の前で悶えてました。

そして極めつけがやっぱりここですよねぇ・・・!!

画像5

▲なんだろう、この圧倒的安心感。

このカットイン演出はずるいって!!!!

BGMも相まってカリスマ性とカッコよさ爆発してますやん。こんなん惚れますよ。ここの二獅子の掛け合いから端を発する展開、本当にカッコいい。

レイガはヨナに戦場で人でありつづけることの尊さ、「心」を持ち続けてほしいという自らの意思を説く。ここは本当に震えるほどカッコいい。あと兄と書いて「かぞく」と読ませてるところポイント高すぎる。レイガとヨナの関係性をこの一文字で全て表しているといっても過言ではない。

画像6

▲この後のヨナの言葉にならない声を含めて今作中トップクラスにカッコいい。

オウガはシャルを煽りつつも、彼女の根幹を知るものとして、心の根っこに焔を灯すために発破をかける。この言葉一つ一つも輝いてますよね。シャルなら絶対この言葉で奮い立つということを熟知したうえで話している。それが故に、その言葉全てがカッコいい。

画像7

▲シャルにとって本当に良い相方ですよね。

目立つのはここのシーンですが、それ以外でも見せ場はたっぷりありました。特に驚いたのは追撃編。まさかシャルとヨナをほとんど出さずに、この2名だけで描き切るとは。これには度肝を抜かれました。ギーガーとの死闘は、レイガとギーガーとの因縁をメインで描きつつも、オウガの奮戦ぶりもばっちりと書き、男二人の見せ場たっぷりで終えられました。

今回のシナリオ、主人公誰だった?って聞けばレイガとオウガって答える人、そこそこいるんじゃないかなあ・・・
それほどまでに、男性陣のクローズアップのされ方はお見事でした。
しかし今回のお話の主人公といえば、やはり彼女ではないでしょうか。

それが4つ目。

④ヨナが主人公だから「カッコいい」

今回のお話、思ったよりシャルロットって目立ってないと思うんですよ。

画像8

▲思ったよりは主張控えめだったように感じる。

もちろん彼女の見せ場もたっぷりありましたし、魅力あふれるキャラクター性も健在です。しかし、目立ち方としては先述の男性陣、そして、これから書くヨナのほうが上だったように思います。

最初にも書きましたが、シャルロットは今回で9回目の登場。キャラの再登場回数としては最多です。これだけの登場回数があるということは、それだけ彼女自身の物語もこれまで幾度となく描かれてきたということになります。シャルロット自身の物語は、これまでの中で、すでにかなりの深さまで掘られ、描かれています。すでに相当成長しているんですよね。誤解を恐れずに言えば、シャルロットのみで話を展開するとなると、掘れる深さには限界が見えている、ということにもなります。

そこで今回、メインにヨナを据えてきた。シャルロットはヨナを支える親友・ライバルの立場に専念し、ヨナを最大限引き立てた。これが今回のお話のアツさに、かなり大きく寄与しているように思います。

画像9

▲今回のシャルは、「良き先輩」「名脇役」だった。

ヨナはバレンタインでこそ再登場しましたが、あのイベントでは彼女の傭兵としての側面はあまり深くは掘られませんでした。まぁバレンタインでそこをがっつり掘っても似つかわしくないですが・・・。
いわば、彼女を構成するメインの要素は、バトルアイランド時代からほぼ変わっていなかったことになります。

まだ深堀りできる余地のある部分、それがヨナには十二分にありました。

今回のお話のテーマは、間違いなくヨナの生き方・あり方の部分、「心」をめぐる一連のやり取りです。
一つのキャラクターを構成する要素の中でもかなり大きい部分をこれでもかと丹念に描いたおかげで、ヨナの成長物語を軸としてストーリーに深みが生まれ、周囲を取り巻くキャラクターたちも生き生きし始めました。
それぞれのキャラがそれぞれの役割を全うし、輝けた。

それはメインの4キャラに限らず、ザフルやギーガーについても同様です。

画像10

▲「心」を離さなかったヨナ、「心」を奪われたザフル。2人の対照的な人物が刃を交えるその姿もまた、綺麗でした。

これがシャルロットを主人公ポジションに据えた物語だったならば。
もちろんシナリオライターさんたちの力量の部分も大きいかと思いますが、おそらく掘るための急ごしらえの設定を生やされるかなんかで、今回ほど深みのあるカッコいいシナリオには仕上がっていなかったんじゃないかと思います。

◆総括~「カッコいい」は万人共通の無敵な感情~

そんなわけで、魅力的な理由の数々でした。今回は4つ。
やっぱり「カッコいい」って感情は、多くの人々の胸を震わせられる素敵なものなんだな、と再認識させられるシナリオでしたね。
自分なんか、激闘編のお話読み終わってから15分くらいずーーーっと「かけぇ・・・」しか言葉発してませんでしたからねいやもう本当に←

いやはや、素晴らしい物語でした。
茶熊2020の記事の締めに、「今年の白猫の未来は明るい!!」なんて書きましたが、最近の良質なシナリオの数々を見るに、あの言葉は間違ってなかったなと思う次第です。

これからのイベントも楽しみというに尽きます!
ですがまずは、アニメを存分に楽しむとしましょう。

画像11

▲白猫史上最強の呼び声も高いゼロ・クロニクル。アニメが本当に楽しみです。

以上、よろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?