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姓名判断には占い師の数だけ流派がある

●神霊も迷う姓名判断

「姓名判断」 にはたくさんの流派があります。もちろん、占い師がみな「○○流」 と名乗っているわけではありません。

しかし、姓名判断の技法には数種類あり、占い師はこのうちのいくつかを併用しますが、その組み合わせ方やウェートの置き方(運勢に対する影響力の大きさ)は千差万別です。そのため、それぞれが別の流派と言えるほど、結果が大きく異なる場合がしばしばあります。

さらに同じ技法を使うにしても、漢字は旧字体の画数を用いるべきだとか、名前が一文字なら画数に1を足すべきだとか、そんな必要はないとか、あるいは画数の合計が17なら吉だとか、凶だとか、どちらでもないなど、百人百様のルールや解釈があります。

ですが、同じテーマで占う限り、もし使う技法が信頼できるなら、どの占い師の結果も似ていなくてはおかしいでしょう。

ある職業の適性を問うのに、ふたつの流派で「適している」と「適していない」の正反対の結果だったとすれば、どちらかが間違っているはずです。あるいは、「どちらともいえない」ということもあるので、両方が間違っているかもしれません。

こんなふうに姓名判断の結果が分かれてしまっては、本来の占いの役目も果たせないでしょう。占いというのは、「どうしても決心がつきかねるとき、最後の手段として神霊に選択を委ね、指示を仰ぐ意味がある」というではありませんか。神霊が迷うようでは、われわれ人間も困るのです。

●流派が違えば吉は凶になり、凶も吉になる


こういうわけで、ひと口に姓名判断といっても、実際には占い師の数だけ姓名判断の流派があるといっても過言ではありません。また、それらのすべてを満たす「いい名前」などというものも 絶対に無い と断言できます。

姓名判断の結果が気になるのは、占い本を1冊しか読まないからです。別の1冊を手にしたとたんに迷いが生じます。次の1冊では頭が混乱してきます。その次の1冊では腹が立ってきます。さらに1冊加えると・・・、これはもう体験していただくほかはないでしょう。

※つづきはこちら⇒『姓名判断には占い師の数だけ流派がある<続>

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