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自分に強力な暗示をかけてしまう方法

今回は自分に対する

強力な暗示のかけ方を紹介しちゃいます。

気づかぬうちに自分に対して

自分で悪い暗示をかけていたり

他人からかけられて

それが自分の足を引っ張っていたり

逆に、これを良い方向に

かけてあげることで

モテとか魅力とか行動に

繋げることもできる

そんなテクニックです。

で、ここで使えるのが

以前にも記事で紹介した

『ラベリング効果』という心理現象です。

軽おさらいをすると

ラベリング効果とは、人は

周囲の人に貼られたラベル(レッテル)

の通りの人間になる、行動をする

ようになっていくというもの。

以前、紹介したのは

相手にこのラベリングを発動させる

方法についてでした。

例えば、

「〇〇ってめっちゃ笑うよね」

「女の子っぽいよね」

「頼るの上手だよね」

など、引き出したい行動や

強化したい心理に繋がる

ラベリングをして

相手は意識的にも無意識的にも

そのラベリングに引っ張られていく。

ある種、気づかれずに

コントロールすることができる

というものでした。

で、

これは、自分が相手に対して

ラベリング効果を発動させる

ことももちろんですが

自分が自分に対して

ラベリングをかけている

他人からかけられている

ということも気づかぬうちに

よく起こっていることでもあります。

例えば、他人から「お前は怠け者だ」

というラベリングをされて

実際に、怠け者になってしまうとか

「自分はモテない」と自分に

ラベリングをかけてしまっていて

実際にモテない行動ばかりしてしまうとか。

そして、このラベリング効果は

無意識にかかってしまううえに

非常に強い影響を与えられるものです。

これに関して、心理学者の

エレン・ランガーが行った

「心の時計の針を巻き戻す」と

呼ばれる実験があります。

その実験は、老人ホームのお年寄りに

「20年前の暮らしを完全に再現したらどうなるか」

を試したもので、老人たちには

「私は今、20年前の自分である」という

ある種の強力なラベルを貼ることが求められました。

で、その実験の結果

お年寄りの体は、たったの一週間で

柔軟性や姿勢、視力、握力、聴力などが

平均10%近くよくなったのです。

ラベリングという暗示は

それだけ強力に働き

身体機能にまでこれほど

影響を与える力があるというわけです。

・他人からのラベリング

このような強力なラベリングの

力というのは

僕らの身の回りにも溢れていて

知らぬ間に影響を受けていたりします。

例えば、「〇〇君っていい人だよね」

というラベリングによって

その人の前ではいい人として

振舞ったり断りたいことがあっても

いい人ラベリングに引っ張られて

断ることができなかったり

最悪の場合、いいように使われてしまったり

「真面目だよね」というラベリングで

“真面目”とは反することを

しづらくなっていたり

「人に迷惑をかけるな」と言われて

育ったおかげで

他人に迷惑をかけないように

無意識に自分を抑えるようになっていたり。

まぁあらゆるラベリングが

溢れていて影響を受けているわけです。

で、これが良いラベリングであれば

問題ないですが

悪いラベリングである場合

気づかぬうちにそれに足を引っ張られる

ことになってしまいます。

上記で挙げたものもそうかもしれないし

「お前は無能だ」とか

「頭が悪い」とかもそう。

相手に悪気があってもなくても

ラベリングとして自分は

気づかないレベルでその影響を

強く受けてしまったりする。

なので、悪いラベリングからは

身を守った方がいいわけです。

では、そのためにはどうすればいいのか?

1つは、もうクリアされています。

というのも、ラベリング効果を

知らなければ

無意識にその影響を受けてしまうけど

知ってさえいれば

「ラベリングされてる

かからないようにしなきゃ」と

防ぐことができます。

そして、もう一つは

本質を考えることです。

要は、「君って〇〇だね」

というラベリングは

結構、先入観だったり

なんとなくの感覚だったりで

ちゃんとした根拠も確証も

ない場合が多いです。

「お前は無能だ」と言っていたとしても

何をもって無能だと判断しているのか?

その根拠は何なのか?

無能の定義とは?

場合によっては有能な部分もある。

といった具合に、感覚や感想の

レベルでしかなく

事実ではないことが多い。

でも、「お前は〇〇だ」と言われると

あたかもそれが事実であるかのように

受け取ってしまって

ラベリングがかかってしまう。

だから、そもそもそれって事実じゃなくて

あなたの感想じゃね?

くらいで受け流せばいいわけです。

・自分に対するラベリング

で、ラベリングは

自分で自分に対しても

かけてしまっている場合があります。

要は、上で挙げたようなラベリングを

自分に唱えてしまっている、と。

「自分は非モテだ」「女性と話すのが苦手だ」

「ブサイクだ」「コミュ障だ」などなども

まさにこれです。

ここまで見てきたように

こんな感じで安易にでも

自分にラベリングをしてしまっていると

実際にそのラベル(レッテル)の通りの

人間になる、行動をする

ようになっていくというわけです。

…こんな感じで

他人からでも自分からでも

自分に対するラベリングというのは

こういう心理現象によって

無意識レベルで強く影響を受けてしまう

ということを、頭に置いておいて

安易にネガティブなラベルを

受け入れてしまったり

自分にかけてしまったりしないことが

重要だということが

ご理解いただければ幸いです。

逆に言えば、

自分に貼られたラベル(レッテル)

の通りの人間になる、行動をする

ようになっていくのであれば

自分に対してプラスになる

ラベリングをかけると

ラベリング効果の力を利用して

自分を変えていくことができる

ということでもあります。

自分に対するラベリングも

うまく使いこなしてもらえればと思います。

それでは

今回はここらへんで。

また会いましょうっ!

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