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【備忘・まとめ】良い戦略、悪い戦略

読んだ後に個人用にメモった程度のものです。ご了承ください。

戦略とは、重大な課題に取り組むための分析や構想や行動指針の集合体

重大な課題とは、組織の存亡に関わったりするくらい重要度の高いイシューである。
戦略とは、複数の選択肢から選び出すっていう「意思決定」ではない。
戦略は限られたリソースの投下先を決めて、アウトカムを最大化するため事が目的。
目標と目的と、戦略は全く違うもの。
戦略の定石は、相手の弱みに対して、自分の強みをもっと優位性を作り出すこと。
また相手の強みを無効化していくこと。また自分の弱みを無効化していくこと。

戦略には「診断、基本方針、行動」で構成される

診断について。企業の戦略をよく理解するためには、その企業が置かれた競争環境を知っておくことが役に立つ。つまり、主な競争相手はどんな具合に事業を運営しているのかを知ることである。その世界のルール・原理・原則・ゲームへの理解を深めることが鍵になる。
基本方針について。よい基本方針には「何をやるか」だけではなくて、「なぜやるのか」と「どうやるのか」を示し、埋もれていた強みを引き出し、あるいは新たな優位性の源泉を開発して難局を突破すること。

良い戦略に活かされる強みの源泉

テコ入れ効果
的確な予測が大事である。競争相手や敵の動きを予測するってこと。適切な支点を選んでテコをあてがえること。ほんの小さな力を入れるだけで、抑えられた不満や蓄積された力を解放できる。
限られたリソースは分散させずに集中させたほうがいい。理由は「閾値効果」と呼ばれる、あるレベルを超えるまでは殆ど変化が現れないが、そのレベルを超えれば一気に大きな変化を表す類。
加えて、人は1度に沢山のことを同時並行することに向いていない

曖昧さをなくすこと
とはいえ、不確実性の高い状況時に曖昧さを解消することは限界があるだから、そのような状況下では、「足場を固めて選択肢を増やす」ということを目的に戦略を作ったほうがよい。

鎖構造
どこかに劣るところ、弱いところがあったら、全体が駄目になってしまう状態。システムにおけるボトルネックって感じ。解くべき課題に見極め時に意識できるとよいし、逆に強みの源泉を作り出せる。

優位性
どんなことにも秀でている人ってのはいない。他より秀でているのは特定の条件下での特定の分野だけ、ってのが普通である。例:ゴリラとレスリングしても仕方ないよね?
企業においては、優位性を見出し、深めて、広げる。そして優位性の高い事業のサービス提供価値の需要を高めていく。そして、他社が真似できないような参入障壁(隔離メカニズム)を強化していく。

悪い戦略

悪い戦略とは?
目標が多すぎる一方で、行動に紐づく方針が少ない。
解像度が粗く、空疎・空虚である。
重大な問題に取り組まないこと。的確に評価ができてないこと。


悪い戦略がはびこる理由
楽しようとするからなんだ...
分析や調査をせずとも、どっかでうまくいくっていう願望があるんだ...
八方美人、あるいは当たり障りの無い戦略もどきでお茶を濁すとか...

生かしたいこと

自身の強みを認識し直すこと
自身の置かれている状況を正しく認識すること
判断・戦略(仮説)を立てる訓練をすること
訓練の仕方。特定のテーマに対して分析・判断をして、記述メモを残しておく。その後、他メンバーと話してみて、過去を振り替えるっていうことをやってみる。

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