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『君の名は。』ポエム

好きな作品である『君の名は。』を題材に詩を詠んだ。

その日は突然訪れた。
祭り囃子の中 皆は宙を仰ぐ。
星のかけらが空を裂き
星は涙して碧い煌めきを空に振り撒く。
それはそれは、美しい眺めだった。

星は燃え尽き 地に堕ちた。
街は消え 森は消え 人は消え

私も消えた──。

君のいない世界?
そこに”ぼく”はいるのだろうか。
ぼくの中には君がいる。
君のいないぼくは”ぼく”なのだろうか。

曙光射す 湖面は黄金色に照らされる。
黄昏時に斜陽射す 湖面は茜色に染め上がる。
いかなる時も同じ顔を見せない
あなたの乙女心のよう──。

繋ぐ命、繋がる使命。
君と私は入れ替わる。
入れ替わり、紡ぐ。 紡いでく。
幾星霜も続く この不思議。
この日のために 紡がれたんだ。

大切な人ができました。
いつの間にか ぼくの心に深く根を張っていました。

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