読書感想文『元証券マンが教える 利回り18.5%を実現する米国債投資』

どうでも良いのですが、最近は本以外もタイトルが長いですね。「北海道産ジャガイモ」で良いのに「農家の田中さんが大切に育てた朝取れジャガイモ」みないな感じです。

それはそうと資産形成に債権を組み込まれている先生方は少ないと思います。多くの先生方がオルカンやSP500に突っ込んでおられるイメージです。医師免許がダラダラ価値を棄損しながらも現状では日本円で年間に1000万の配当がある円建て債券だからという気もしますが、その辺はどうなんでしょうか?

今回も我利我利亡者の私が読んだ著作を紹介したいと思います。

利回り18.5%というのが、ポイントなんです。
利率ではなく利回りです。
利息は毎年受け取るお金で、世間のイメージに近いです。
利回りは債権を売って得たお金+利率です。
ですので、本書の利回り18.5%はきっと値上がりするはずという所謂に近いんです。
ただまぁ妄想利回りといってもそれなりに根拠(らしい)ものがあって、

上記は代表的な債券ETFであるAGGの推移なのですが、最近こそ反転してますがここ数年の中では値段が安くなっているのが分かると思います。もちろん金利と債券の価格は逆相関なので、金利が高い今は債権の価格は下がります。まぁ今後金利が下がり、債券価格が上がったら売ればきっと妄想利回りの18%ぐらいになるのではないかという著者の予想です。

現在の碩学と言われる我々医クラの皆さんなら即座にドル円のレートが変われば、大きく損するだろうバカっと言われると思います。その通りです。アメリカの金利が下がり、日本の金利が今後上がれば、通常は円高になるはずで、結局為替で損をする可能性もあると思います。もちろん、円高ドル安米国金利が高いときに仕込むのが1番ですが現実的ではないのでどういう時に購入すべきかも書かれています。

まぁそこはどの程度日本が金利を上がることができるかも分かりませんし、アメリカ様の消費者物価指数等によって変わるアメリカの金利も分かりません。私が為替で確実に利益を出せるならうんこ臭が漂う場末病院で当直することもなく、自宅でFXをしながらワインでもクルクル回してます。未来はやっぱり分かりません。そして著者も未来なんか当然分かっていません。分かっていたら自分でハイレバのFXでもしてます。ですので、まぁ起こり得る蓋然性が高い=期待値が高い事を予想し投資擦るわけですね。オルカンに突っこむのもきっと超長期では株価が上がるはずという予想で買ってますので債権もそうです。

前述の如く医師免許が円建ての債券で毎年の配当が円で支給される我々の場合は、為替リスクがあるにしても一部リスクを外貨建てでもって置くことはそんなに悪くない選択肢だと思うのですがいかがでしょうか?

ただ投資は自己責任ですので、ご利用は計画的に



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