重度の睡眠時無呼吸症候群と診断されたので、台湾の医療スタートアップが開発した革新的なCPAPを使ってみようと思う。(随時更新中)
CPAPで睡眠障害が改善されたら、素晴らしい新生活になりそう。
睡眠時無呼吸症候群なのではと言われ・・・
私の名前は平良(39歳)。おじさん。
ある日、パートナーから「寝息が止まることがあるような気がする」と指摘され、私は初めて睡眠時無呼吸症候群を意識しました。
私は普段台湾で生活していますが、日本へ一時帰国する機会があったので、きちんと医療機関を当たることにしました。
こちらで相談すると、オンラインで診察をし、検査機器を送ってくれることになりました。この機器を使い、睡眠の状況を記録し、判断するようです。
診断結果は「重度の睡眠時無呼吸症候群」とと診断されました。
睡眠時無呼吸症候群になるとどうなるの?
この病気は、眠っている間に呼吸が停止することで、血中酸素濃度が低下し、心臓病などの重大な合併症を引き起こす危険性があると言われました。
初めは驚きと不安でいっぱいでしたが、医師からは「CPAP療法」という方法があることを教えてもらいました。CPAP治療は、マスクを装着し、ポンプから送り出される空気を利用して、呼吸を補助する方法です。
将来の健康のため、私はCPAPをすることを決意するのでした。
CPAPについて調べると色々なことが分かってきた
CPAPとは、Continuous Positive Airway Pressureの略で、睡眠時無呼吸症候群などの呼吸障害に対して使用される医療機器です。マスクを顔に装着し、ポンプから送り出される空気を利用して、睡眠時に呼吸を補助することができます。
一部の人々は、睡眠時無呼吸症候群のためにCPAP治療を受けていますが、最近では、一般的な人々も睡眠の質を向上させるために、CPAPを使用しているとの声も聞かれます。実際に、予防医療の普及に力を入れているホリエモンも、「CPAPを使うと、睡眠の質が上がるので、睡眠時無呼吸症候群じゃなくてもCPAPを使って質を向上させることができる(意訳)」と言及しています。
ただし、CPAPは治療というよりも、睡眠の質を向上させるための補助器具として位置づけられることが多いと私は解釈しています。CPAPを使うことで、睡眠中の呼吸の質が改善され、疲れにくくなるかもしれません。しかし、体質は変わりません。肥満が原因で睡眠時無呼吸症候群になっているのであれば、痩せないと根本的な解決にはなりません。
また、CPAPを使用するためには、医師の診断と処方箋が必要です。CPAP機器のレンタルは保険適用ですが、CPAP機器の購入は全額自己負担です。とはいえ、治療期間が長期にわたることになるので、CPAP機器を購入する方がトータルでは安く済みそうです。
私のケースではホリエモンと違い、重度の睡眠時無呼吸症候群であるため、医療保険が適用されます。そのため、CPAP機器をレンタルすることができます。しかし、レンタルには月額4280円の費用がかかります。また、レンタルでは、定期的な診察が必要であるため、月に一度以上病院に通う必要があります。このことは、海外に住んでいる私にとっては特に問題です。
これらの費用を踏まえ、3年以上使う場合には、買った方がお得となりそうです。加えて、CPAP機器を購入する場合、自宅で自己責任で機器を使用することができます。病院への通院義務からも解放されます。
私はCPAPを購入する決意をしました。
CPAPの機械 どれを買う?いくらなの?
CPAP機器は、機能やサイズによって値段がピンキリです。高級機種である「AirSense 10」については、日本で保険適用でレンタルされる機器の中に入っているため、レンタルして試すことができます。しかし、安い機器については、レンタルする機会が限られているため、試用することができないことがあります。もちろん安さは魅力的ですが、買って失敗となった場合、安物買いの銭失いになりかねません。
台湾発の良さげなCPAPがあるぞ!
さて、ここからが本題です。私が注目しているのは、台湾メーカーの「iNAP 負圧呼吸器」という機器です。iNAPは、従来のCPAPとは異なる仕組みの機器であり、コンパクトで持ち運びがしやすいという特徴があります。また、台湾エクセレンス賞も受賞しています。
しかし、従来のCPAPとは異なる仕組みで動く新しい機器であるため、まだ不安は残ります。日本語での使用レビューも見つかりません。
ただ、幸いにも、iNAPでは「有料お試しレンタル」を実施しています。実際に試用して、判断することが出来ます。
レンタル費用は5000元なので、約2万円強です。ただし、実際に購入となった場合はこのレンタル費用分値引きされるので、実質無料となります。
「AirSense 10」と「iNAP」を比較し、良い方を買うことにしました。
CPAP機器の性能比較
どのCPAP機器が自分にとって最適なのか、実際に使って比較をしていきたいと思います。
ところで、どうやって比較するのか?
「AirSense 10」や「iNAP」などのCPAP機器は、それぞれ睡眠品質を評価するアプリが存在しています。これらのアプリを使って睡眠品質を比較することもできそうです。しかし、アプリによって計測方法や評価方法が異なるため、純粋な比較にはならないような気もします。
そこで、私が採用したのは、パルスオキシメーターを使って睡眠品質を測ることです。
睡眠時無呼吸症候群にともなう呼吸の停止は、非常に危険な症状であることは認識しています。しかし、私が恐れているのは、呼吸が止まること自体よりも、その結果として起こる血中酸素濃度低下です。睡眠時無呼吸症候群になると、酸素が送られず、血中酸素濃度が低下します。長期間続くと、様々な健康リスクが増加すると言われています。
パルスオキシメーターは、指に装着することで、血中酸素濃度を測定することができます。睡眠時に無呼吸になると、酸素が送られず、血中酸素濃度が低下するのは診断結果でも一目瞭然です。であれば、パルスオキシメーターを使うことで、睡眠品質を測り、比較することが出来そうです。
ちなみに、「AirSense 10」のアプリが評価するのは、「使用時間」「マスクの密閉」「1時間当たりのイベント数」「マスクのオン/オフ」でした。これらの要素によって「睡眠時の呼吸が適切か」という点を測定することができます。しかしながら、睡眠時無呼吸症候群に対処するにあたって本来気にすべきは、やはり睡眠時の血中酸素濃度であると考えられます。
一方、「AirSense 10」をレンタルで使用した場合、返却するとアプリのアカウントにログインできなくなり、過去の履歴を閲覧できなくなるという非常に大きなデメリットがあります。これでは、過去の睡眠時無呼吸症候群の治療効果を確認・評価することが困難になってしまいます。
ちょっと信じられないなあ、と思いました・・・。
このパルスオキシメーターを買いました
この指輪型のパルスオキシメーターを購入しました。
ちなみに、「Apple Watchで睡眠時無呼吸症候群を検出できるか?」という疑問は、私自身も持っていました。しかし、調べてみると、睡眠時の血中酸素濃度を知りたい場合には、Apple Watchは不十分であることがわかりました。
もちろん、Apple Watchには血中酸素濃度を調べる機能はあるのですが、「睡眠時に常時トラッキングし睡眠時無呼吸症候群を検出する」ということはできません。もしApple Watchで検出できるなら、Appleはそのことを大々的にアピールするはずです。しかし、それを打ち出していないということは、現状では不可能であるということなのでしょう。
AirSense 10を使ってみた結果
「4%を超」というのは、血中酸素濃度が4%を超えて低下した回数です。血中酸素濃度=呼吸が止まっていると考えられます。AirSense 10を使うことで、その回数が大幅に抑えられていることが分かります。
ちなみに、きちんと酸素が送られているためか、睡眠も心地よく、寝起きも非常にスッキリしました。ヤクルト1000を毎日飲むよりも、CPAPを買った方がいいのでは・・・?と思ったりもします。
これはパルスオキシメーターの記録です。最も良くない2/26の記録なのですが、血中酸素濃度がめちゃくちゃ下がってますね・・・。こわい・・・。
iNAPを使ってみた結果
2023/02/28現在レンタル依頼中で、まだ届いていません。届いたら計測し、追記し、アップします!
お楽しみに〜!
睡眠時無呼吸症候群は気になるけど病院で検査するのはなあ・・・という方へ
パルスオキシメーターを買い、血中酸素濃度測ってみるの、ありだと思います。私のように、自覚症状が無くても、実は睡眠時無呼吸症候群だった、ということもあり得ます。
CPAPを購入する前にレンタルで使ってみたいなあ・・・という方へ
こちらのクリニックを利用すると、家から一歩も出ずに完結出来るので、便利です。
スマホアプリで睡眠スコアは高いのだが?という方へ
iPhoneの睡眠スコア系のアプリでは、血中酸素濃度の低下は見えてこないな、と思いました。自分も、一般的なアプリで計測する睡眠スコア自体は実はそんなに悪くないんですよね・・・。パルスオキシメーターがないと気づけない気がします。
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