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NewsCafe 9月27日 #187

●コロナウィルス

ーまずはデータ

9月24日の日 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料から

5ページ目の概要にはあまり賛同できない気も・・・w


ーニュース

ーワクチン・治療薬

●世界とIT、その税と規制


先日のEpic Games vs Appleの裁判に関する解説記事がBridgeに掲載されていたので紹介しておく。ちなみに、未完結記事w



●中国の世界 ~世界を覆う、一帯一路

いろいろ話題を振りまいているファーウェイ副社長の帰国。

来月にはCOP26、そしてG20首脳会議とやってくる中、中国との関係改善を狙ってるんでしょうかね。中国当局が報復的にカナダ人を拘束していますが、それもファーウェイ副社長を拘束しているからだ、とするとアメリカの対応が問題視される可能性もあるし、アメリカが一歩譲ったのかな。

ちょっと気になったのは、「何を司法取引したのか」という点で、海外のメディアと日本のメディアで随分と「ズレ」があるように感じる。

米検察との合意の下で、孟氏(49)は米国の対イラン制裁に反する形でイランとのファーウェイ事業についてHSBCホールディングスを欺いたことを認めた。孟氏は合意条件を守れば新たな訴追を免れ、現在の起訴は2022年12月までに取り下げられる可能性がある。孟氏は虚偽報告の事実関係を認めたが、無罪を主張している。

つまり、虚偽報告については認めたが、不正取引については認めていない。
それにもかかわらず、アメリカを出国、中国へ帰国している。
当然ながら、アメリカはファーウェイに対する制裁を解除することはない。
この辺がアメリカ、中国、カナダの「お互い手を打てる落着点」だったということだろう。経済的、技術的摩擦は、未だ続く。

日本のメディアは、この辺の機微を読み取れていない。
海外ニュースを読むとき、日本メディア「だけ」を読むのは、「正しい理解」につながらない気がする。まあ、情報ソースがあるのだから、そっち読めばいいよね、という話なんだけどね。


新疆ウイグル自治区に関する統計白書が公開、そして新疆ウイグル自治区の問題を提起したアドリアン・ツェンツをボロカスに書く中国w

中国の統計白書を鵜呑みにする気もないのだが、ツェンツ氏の報告書もちょっと理解の範疇を超えているんだよなあ・・・。

それにしても、

一部の反中国勢力や学者、たとえばドイツの「学者」アドリアン・ツェンツは、
専門的な人口統計学の知識を持たないこれらの反中国学者は、中国に対する有罪の推定の「証拠」を探すために頭を悩ませています。

と、中国側はツェンツ氏をボロカスに書いているw


中国の自動車販売台数が前年同期比で増加・・・。

昨年度から新エネ車転換と増加は始まっていたので、今後の伸びは期待してよさそうだが、逆に半導体需給問題が。


中国経済を揺るがすのは、広大ではなく電力

当面は生産抑制するかも、と。江蘇省、浙江省、広東省の3つが対象になると言われているようだ。浙江省、せっこうしょう、ね。


●中東の世界 ~世界の警察がいなくなる世界

タリバンがアフガニスタンの政権として、「世界の承認」を取れるのか。
「人権」に対する考え方が、日本や欧州とはそうとうに食い違いがあり、その考え方にそっていけば非常に難しくなってきた気がするが、一方で「国の方針」に口出しをしない勢力もある。


レバノン、シリアの治安情勢悪化問題



●脱炭素 ~世界を飲み込む「グリーン」という巨獣

ー半導体
毎回掲載している経済産業省の半導体戦略(概略)

https://www.meti.go.jp/press/2021/06/20210604008/20210603008-4.pdf

ー蓄電池

記事を読むと規制されるのはこれまでの欧州と同じく、内燃エンジン「のみ」なので、ハイブリッド車はNG、プラグインハイブリッド車はOKって基準になりそうです。
※ハイブリッド車
基本的は内燃エンジン車で、エンジン駆動中に電力を蓄積し、低速時に電力稼働するなどして「低炭素化」する。
※プラグインハイブリッド車
外部から電力を供給、蓄積し、電力だけでの走行を実現したハイブリッド車。内燃機関を使わなければ、「脱炭素化」される。

自動車ついでに、もう一つ。
自動車運転ユニコーンのMomentaの支援に、GMまで加わるという。

Momentaは、自動運転技術ソリューションを提供する。
既にトヨタ、ボッシュ、ダイムラーなどの有力自動車勢との提携を発表しているが、自動運転技術を世界各国の有力な自動車メーカーに提供することで規格の確立を目論んでいるのではないだろうか。

「世界で通用する規格を増やす」
これは、中国共産党が今期の全人代でも掲げた将来目標でもあり、Momentaには注目ですね。ただ、Momentaはあくまでも自動運転ソリューションを提供しているだけなので、ニュースリリースなどで捕まえるのはなかなか大変そう・・・。



●新たな世界秩序に向けて

ドイツの総選挙が、メルケル首相の後任を決めることになる。
SPDがやや優位、しかし過半数を取ることが難しいと予測されるほど指示が割れている状況で、どういう結末になるか。
SPDは緑の党との連立で、政権奪取をもくろんでいるが、連立する中で「気候変動対応」については似たようでかなり異なっている。(ある意味、過激な)気候変動を政策の中心に据える緑の党との連立をした場合、ドイツの興業政策、エネルギー政策がどうなるか。

そして、結果がきてました。

緑の党の躍進は想定内ですが、SPDと緑の党で、やはり過半数はとれず。
さらに、左派政党も5%でかろうじて政党の体制を維持しましたが、これを合わせても過半数に届かず。

こうなると、SPD、CDU、緑の党の三党連立政権って話もあるが、実際、緑の党と税制やエネルギー政策で協調するのは難しいのでは・・・。ドイツの動きはもう少し注目が必要そう。


中国、ロシアに接近するトルコ




今後の話はなかなか読めないとはいえ、アメリカはEU、NATOと協調していそうで、微妙な距離感を感じているのでは。ロシアの脅威に直接的に晒され、経済的には中国への依存度を高めているEU諸国と、アメリカでは「取れる政策」の幅が違い過ぎるのでは。



中国、そして台湾が続けて加入申請をしたTPP。
なんと、お隣、韓国まで・・・。



●金融政策 ~コロナで配布したお金の行方

個人的には現時点では世界各国の中央銀行総裁や、財務大臣クラスが「利用するべきではない」と言っているので、明確に規制しちゃったほうがいいと思いますけどね。将来的に、利用できる状況が来る可能性は否定しませんが、だからこそ、余計に市場で好きなように取引されている現在の状況は規制すべきだと思います。あと、仮想通貨系の人って、なんか上から目線の人多くてイヤw

さようなら暗号資産。ストック資産把握のためにも、脱税幇助に役立つ暗号資産は、CBDCに置き換えられていくと思われます。


お金バラまきすぎたから、お金持ってる人から回収します。
ストックしてる資産、把握できると経済政策やりやすくていいよね、というのは財務省に限らず、政府の意思なのでは。


●日本と世界の出来事

とりあえず貼っておく。


●仕方ないので総裁選と衆議院選挙の話

まあ、新聞各社取り上げていて、「非常に興味深い」記事になるのでしょうが、正直あまり興味を持てないでいます。
というのも
・自民党総裁選挙にかかわりがない
・日本の首相は立法府の作った方の執行者でしかない
・野党がウンコすぎて、結果あまり変わらない
といったあたりが理由でしょうか。
議員の内訳などは変わると思いますが、結局は「自民党がやりたいことを、どうやって成立させるか」の手法の変更に過ぎないんですよね。
ということで、NewsCafeでは総裁選そのものとか、政局の話はあまりせず、どの候補者がどういう主張をしているのか、ということにスコープを当てています。


結局、自民党内にいる限り、おおよそ争点は限られてしまう。
それを打ち破っているのは、当選できないとだれもが思っている野田聖子さんだけ、という状況が彼女の役割と際立たせている。

一応政策マトリクス作っているので貼っときます。
間違えている箇所、既に情報が開示されている箇所などあれば、反映したいのでご連絡いただけると助かります。

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●テックの世界

これまで、かさぶたを作って治癒を待つ方法が主流だった傷の治療ですが、昨今はやってきた「湿潤療法」を実現する絆創膏の開発者の話。
これからは、口の中などの粘膜に貼り付けられる「湿潤粘着フィルム技術」の共同開発も進んでいるという。口内炎がすぐにできる、そして今もできているボクにとって、これは注目です。


新しい技術によって注目を浴びる資源が変わっていく。
ネオジム、ガリウムあたり注目。



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