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taida nemuke

洗いものがかつてないほど溜まり、乾いた洗濯物も畳めないまま取り込みカゴに積まれている。
部屋もきたない。掃除機をかけたのはいつだったか思い出せない。
どうしてこうなっちゃうのか、とホットカーペットに張り付いて部屋の隅のほこりを「きたねえ……」と眺めながら、考えていた。

できていることはふたつのみ。
お風呂の浴槽を洗うこと、洗濯機をまわして干して取り込むこと。

洗濯機は寝る前に、洗濯予約をしておいているとめんどうくさがらずやれることが発覚した。干さなきゃ! という使命感により、だらだら寝すぎることもない。
ギリギリの空間でギリギリ生きている。

でもメンタルが落ち込んでいるわけじゃなくて、むしろ気持ちは結構すこやか。
部屋が汚いときは大抵あんまりよくない感じだ! という定説はあるけれど、今のわたしにはどうにも当てはまらない。

そこで心当たりがひとつだけあった。
最近、きわめてさむい。
さむすぎて泣いちゃうレベルでさむい。
これだ。
だからお風呂上がりはちょっとだけ動けて、洗濯機のセットができるんだ。

それ以外はずーっと布団で毛布にくるまれているか、起きてもホットカーペットの上で毛布にくるまれている。
今のわたしはあたたかな物体の中に縛りつけられているのだ。だから動けない。

「じゃあ洗濯物を畳むのはホットカーペットでできるじゃん」と、思うじゃん。
たしかになー……。

でも、なーんかやる気がでないんだよなー……。
掃除も片付けも好きじゃないからかなー……。

なぞはふかまるばかりだなあー……。
あつあつのお風呂より怠惰を込めて。

今後の予定


生活の余談

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