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【ドラマ感想】3人だけど”1人”で生きていく【大豆田とわ子と三人の元夫 第9話】

皆さんは「大豆田とわ子と三人の元夫」というドラマをご存知ですか?松たか子さん演じる大豆田とわ子の日常を描くコメディドラマです。

今回は第9話でのあらすじと感想をシェアしたいと思います!

【あらすじ】

■マレーシアへの誘い

とわ子(松たか子)は小鳥遊(オダギリジョー)から、一緒にマレーシアで暮らさないかと”プロポーズ”を受けた。小鳥遊の友人が経営する会社を手伝い、家も用意してくれるそうだ。

とわ子が以前から作りたいと思うような家の装飾には心躍ったが、社長を辞めて、日本から離れる決断はすぐにはできなかった。

■唄の歓迎

はじめに唄(豊嶋花)に相談した。大いに歓迎された。「女としてこんな幸せある?」とまで言われる始末だった。

■松林との和解

マディソンパートナーズ側として認識していた松林(高橋メアリージュン)だが、もし社長になっても社員を解雇することはしないと語った。それなら、社長を任せてもいい。そう伝えた。

唄としろくまハウジング、プロポーズを断る理由はどんどんなくなっていった。

■慎森の忠告

慎森(岡田将生)は以前からマディソンパートナーズは社長派と専務派で社内闘争が起きていると話していた。

先輩の弁護士に話を聞いて、確信に変わった。

慎森はとわ子と小鳥遊がくっついてしまわないように、とわ子の家に押しかける。とわ子は自分のことが一番好きではないと分かっていても、小鳥遊を選んでほしくはなかった。八作(松田龍平)との”続編”も作ってほしくなかった。

■マディソンの不正発覚

慎森に家を出る準備を邪魔されているとわ子に、マディソンパートナーズが株式を不正に売却したとして捜査が入ったことが知らされる。

■小鳥遊との別れ・八作とのIF

とわ子は”返事”をするために、小鳥遊を家に招く。食事を一緒に作り、数学もした。とても楽しい時間だったが、とわ子は小鳥遊との別れを選んだ。
とわ子はその足で八作の下へ向かった。互いに好きであることを告げながらも、亡くなったかごめ(市川実日子)と3人で”1人”で生きていくと誓った。

八作と離婚せずに生きた未来も合ったかもしれないと二人で想像した。

【感想】

■とわ子を母に持つ人生観

唄は高校1年生だ。わずか16歳から「女としてこんな幸せある?」という言葉が出るだろうか。とわ子の2回の結婚と3回の離婚を間近で見てきたことは大きく影響していると思う。恋人の西園寺くんと玉の輿結婚をしようと言い出したり、今回のような大人びた発言をするのは、とわ子が”恋をする”瞬間を見てきたからなのかもしれない。

■英字新聞マンと無意識過剰マン

慎森の連絡先には、鹿太郎は”英字新聞マン”、八作は”無意識過剰マン”と登録されている。慎森は実利的な考え方だが、どこか子供っぽい部分がある。そこが岡田将生さんとマッチしていてすごく好きだ。

英字新聞マンは序盤で英字新聞のシャツを着ていたところから由来している。八作は性格について言っているのに、英字新聞マンは見たまんまだ。器が小さいとか散々言われていて、あだ名のつけようはいくらでもあるはずだ。そのうえで、英字新聞マンの雑さ加減がちょうどいい。

■「愛がひとりぼっち」

とわ子がバッティングセンターで「愛がひとりぼっち」を歌うシーンがある。”一瞬”何の曲か分からなかったが、「タッチ」の主題歌だと思い出した。ちょうど野球をやっているからか!と納得した。野球とかけるだけならば、「タッチ」でもよいはず。それだけに思い出すのに数秒かかった。

おそらく後半の描写で3人だけど心は1人である。その状況にかけられているのだと思う。細かいなと思った。

■小鳥遊との別れ

小鳥遊と分かれた場所に既視感があった。八作もあの場所で親友の彼女・三ツ屋と通っている。小鳥遊との別れは、八作に別れてきたというまでは、性格は指紋みたいなものという台詞や端的な「じゃあ」から想像するしかなかった。

台詞だけでなく、場所からも想像させるギミックで手が込んでいると感じた。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました!
残すところ最終話です。
3人の元夫との関係はどう決着が着くのか、会社はどうなるのか、見逃せませんね!

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