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【遊戯王MDランクマ】エクソシスターで挑む最高ランク④【23年8月 Season20編】

皆様初めまして。初めましてでない方はありがとうございます。
タイトルに④とある通り、自分はここ数ヶ月専らエクソシスターでランクマを最高ランクまで戦っており、過去3回その経験を記事にも書かせていただきました。
執筆時点では新パック発売前ということもありまだあまり書くことが多くないのですが、環境の記録として一応今月も記事にさせていただくこととしました。
(群雄割拠フェスがあまりにもラビュリンス一極環境で単調すぎて、ランクマ戦のモチベーションが少なからず減退したりしなかったりしたのですがそれはさておき……。)

1. 23年8月上旬のMDランクマ環境について

 今回投稿が遅くなった一因は、自分が環境を見定めかねていたという部分もあります。というのもダイヤ帯では遭遇デッキがバラバラで決定的な勢力を持ったテーマというものがなく、これが本命のデッキとはあまり思えない……というようなものも見受けられました。ただティアラメンツはなんだかんだで一定数見られ、マスター帯に入ると目に見えてティアラ(大体がビーステッド入り)の遭遇率が他を引き離すようになりました。次点候補としては強いていえばスプライト、ラビュリンスですがやはりティアラが頭一つ高い遭遇率でした。
ティアラメタ特化の極端なメタデッキも退潮したため、流行が一周してティアラに戻ってきたという印象は受けました。一方ラビュリンスに関してはセレクションパック「ドレッド・コンスピラシー」で強力な後発カードが出揃うということで事前の注目度は大きかったものの、その割には実際の使用率は思ったより落ち着いているという印象です。スプライトに関しては5月下旬辺りから再流行の傾向があったのに加え、ビーステッドやスプライト・スプリンドの追加により強化されたことあたりが流行の要因として考えられます。
総合すると、前回(先月)ではティアラが主流の一角を占めつつもビーステッドの登場が良くも悪くも影響を与えて環境が多様化していましたが、現在はそれよりやや流行が(上位帯においては)絞り込まれているといえます。

2. 今次環境でのエクソシスターの相性

  前回(先月)に引き続きティアラ系デッキで超融合の採用率が高いためその点は予断を許さないものの、ティアラ自体はエクソシスターの強みが発揮しやすい相手ではあります。スプライトとの相性も、過去の記事でも述べている通り展開の起点のレベル2を除去しやすいため決して悪くはありません。ただスプライト・スプリンドの登場により貫通力は向上しているので、以前にも増して素材要員を並べさせないプレイングの徹底が重要になってくるといえます。
ラビュリンスとの相性に関しては、絶対評価としてはトントンというところでしょう。罠デッキを相手取る際の宿命として、先行後攻の有利不利の差は他のデッキタイプ相手以上に大きくなってきます。エクソシスターに罠への効果耐性を持つモンスターはいないので、先行を取られると羽根箒・拮抗と言った伏せ除去や、ウェルカムラビュリンス系を無効にできるうららがない限り勝ち筋の希薄な戦いとならざるをえません。エクソシスターがバディス・リタニアといった通常罠を重視するため、それに反応して相手の迷宮城の白銀姫が後続の通常罠をサーチしてしまうのも
特有の悩みと言えます。
一方で、逆にこちらが先行に回ればマニフィカ→ミカエリス→リタニアの一連の流れで伏せカード最大4枚をセットしたターン中に除去でき、除外であるので墓地効果を持つウェルカムラビュリンス・ビッグウェルカムラビュリンスにも強く出られるため一転して有利に戦えます。耐性を持つ迷宮城の白銀姫に対してマニフィカ・リタニアの対象を取らない除外で対応できるのもポイントで、少なくとも他のデッキを用いるよりは相対的に有利に立ち回れるといえます。
総合すればエクソシスターにとって今環境は決してマイナスの相性ではなく、寧ろ他デッキと比べて相対的に有利とすらいえるかもしれません。

3. 実際の構築

これまで環境の変遷に合わせて色々と汎用やメタカードを変更してきたのですが、現状の環境では前回の構築から特段変更の必要はないと判断し、今回は誤差程度にしか構築は変わっていません。なので今回は変化点のみ記載し、詳しくは前回の記事を参照していただければと思います。

照耀の光霊使いライナ

ティアラメンツ相手でもアソフィールを複数枚使うことが少なかった経験を踏まえ、2枚目のアソフィールと入れ替えで追加したカードです。相手の墓地にヴェーラー、γ、サイフレームドライバー等光属性があれば消費を抑えてセレーネ→アクセスに繋げられ、フィニッシュルートを増やすことができます。エクソシスターは元々マニフィカで一気にダメージを稼ぐことはできますが、ランク4を2体並べるほどのリソースがない時や、壊獣などマルファ・リタニアの発動条件を阻害するモンスターを送りつけられた時の処分に活用できます。

次元障壁

特に超融合や苦手な烙印対策を意識して起用したカードです。他にも大概の相手に使用機会はありますが、スプライトとラビュリンス相手には腐りがちではあります。(リンクは防げず、エクシーズを宣言すると相手ターンでエクシーズモンスターで妨害するこちらにも影響がある)

拮抗勝負

ティアラメタとして採用率の上がったカードですが、ラビュリンスに対しても有力なため重要度が上がったといえます。抹殺の指名者で相手のこのカードを防ぐためにも1枚はあって損なしといえます。

灰流うらら

元より汎用誘発ですが、ラビュリンス相手に後攻になってしまった時にこのカードでウェルカムラビュリンス系を止めれば時間を稼げるので積んでおきたいところです。

エクソシスター・ソフィア

環境に合わせて構築を変える中でもエクソシスターカードの採用枚数は基本変わらないのですが、同様にこのカードも常に3積みとなっています。世間では枚数を絞る構築もままあるようですが、墓地効果を持たないエクソシスターにとってこのカードのドローがもたらすアドバンテージ回復は実は非常に重要で、他のエクソシスターが必要になるエリス・ステラの展開効果と合わせるエクソシスターとして最も効率的なカードでもあります。そもそもエクソシスター自体メインデッキのモンスター数がやや少ないので、展開効果を持たないからといって安易な枚数調整をかけるべきカードではないということです。

アトラクター

先月流行していた烙印とサンドラに対して刺さりが悪く、元より1ターン目以外で手札にくるとただ腐るというピーキーさが個人的に大嫌いなので枚数を減らしていましたが、今月はなぜか上記デッキをあまり見かけず再び流行がティアラに寄り気味であり、ラビュリンスに対しても自身をコストで墓地に置く白銀城の火吹炉・白銀城の竜飾灯を2ターン封じられるので2枚にする選択もあるかもしれません。

4. おわりに

今回もエクソシスターで戦った経験を書かせていただきました。実際のところ今回はラビュリンスの強化で環境がどう変わるかというポイントはあったものの、構築・プレイングを大きく変える必要はなかったため過去の記事と比べると思いのほか書くことは少なくなってしまいました。ただこれはあくまで嵐の前の静けさ。クシャトリラが実装されれば環境に大きく変化が起こり、それに合わせてエクソシスターも構築の再編が必要になるでしょうから来月の記事はまた大きく書くことがありそうです。既にエクソシスターカードそのものは全て実装されていますが、新パック登場ということで個人的には何はともかくオーバーレイネットワークが欲しいところです。
本記事がエクソシスターを好きな方、エクソシスターで戦いたい方、自分の好きなデッキで勝ちを取りたい方にとって少しでも助けになれば幸いです。 ……という締めくくり方をいつもしていたのですが、正直本記事だけではそうなれるかわからないですね。過去の記事の方が色々と面白い話題があった部分は否めませんのでよろしければそちらも読んでみてください。(姑息な宣伝)
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