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自己調整学習(木村明憲、2023)

自己調整学習は現在注目されている学習方法です。
気になった、あるいは心に響いた箇所を引用しています。
早速、今日の授業の導入で、前時の振り返りと本時の計画を立てさせてみようと思います。

では、このような答えのない問題に立ち向かうことができる人材とは、どのような力をもつ人なのでしょうか。
それについても明確な答えはありません。ただ、物事をたくさん知っているだけの人ではないように思います。また、いろいろなことができるだけの人でもないように思います。
答えのない問題に立ち向かい解決することができる人は、おそらく、問題の解決に向けて、知識や技能を組み合わせたり変化させたりして新しい価値を創造することができる人、問題の解決に向けて目標を明確にし、計画を立て、紆余曲折があっても粘り強く取り組み、達成することができる人なのではないでしょうか。

結局、どのような人間を育てたいのか、
ゴールが明確になっていることが大切ですよね。
常に立ち返る原点があれば、何か迷った時に判断の基準にすることができる。
生徒を指導・支援する前に、落ち着いて方法を考えることができる。
学校内で、できるだけこういった議論ができる環境を作りたいなと思います。

生活や学習、仕事を調整することができるということは、「やらなければならないこと」を締切に間に合うように取り組むことができるということだけではありません。「やらなければならないこと」がたくさんある中でも、うまく調整をすることで「やりたいこと」「やってみたいこと」などの趣味や夢に挑戦する時間を創り出すことができるということです。要するに、日常生活をうまく調整できる力(スキル)を身につけることが人生そのものを豊かにすることにつながるのです。
学習を調整する力は、仕事を調整する力に直結します。学校教育の中で自己調整スキル を高め、学習を調整しながら学ぶ習慣が培われれば、効率よく仕事をしながら、プライベートの時間も充実させることができるようになると考えます。
子どもたちの豊かな人生 Well-Being のために、我々は子どもたちが日常生活や学習を主体的に調整する環境を整えていかなければならないのではないでしょうか。

自己調整学習を通して調整力を身につけることで、
Well-beingな人生を送るきっかけをつくることができる!
今回、最も心に響いた内容でした。


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