AIスーツケースの開発を進めておられる
浅川智恵子さんの著書を紹介します。
もっと多様性を生み出す必要がある日本において
とても多くの示唆を与えていると感じました。
勤務校でも留学生受け入れに際して、
事前に多くの議論をした記憶があります。
確かに、こうやって事前に色々と想定をすることが大切なのは、
言うまでもありませんが。
しかし、結局、その子がやって来て、そこで色々と
試行錯誤を経験する中で受け入れの形ができたように感じます。
新たな思考回路を生み出すことが苦手な日本社会。
でも、グローバル化の時計を巻き戻すことはできないですし、
むしろ、今後さらに押し寄せてくるでしょう。
だからこそ、こうやって多様性を受け入れることの
重要性を感じられる名著を広めていくことが大切だと思う。
その一端を教育が担っているのは言を俟たない。
これは為末大さんの記事を著者が引用したものです。
「なにかあったらどうするんだ症候群」
私もかかったことがあります。重病化すると危険です。
日本はその末期患者になっているのかもしれません。
今こそサントリー創始者鳥井信治郎の
「やってみなはれ やらなわからしまへんで」
の精神でイノベーションを起こす時ではないでしょうか。