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理想の朝定食

理想の朝定食があるのは、北青山ののあおやまにある『Hotel's』。

店名もホテルに泊まったときの食事を出すコンセプトからついたとのこと。
都会の喧騒をまったく感じない店内は、スローな空間で旅先にいる錯覚を起こしてしまうぐらい。

普段は鮭の皮は残す派でも、
『皮から食べて下さい』とお店の方に促されて、皮に箸を入れた。

パリってとした皮の感触は初めてで、骨は丁寧に取り除かれている。肉厚な身も柔らかく、余分な脂は抜けている。

それ以外の小鉢も一口ずつ丁寧に食べたい、主役級なのに出すぎてない。

言葉がなくても丁寧な品を食すと、この丁寧さに見合う自分で在りたいと思える。

理想の朝定食は丁寧に理想に向かう道標のよう。

ご馳走さまでした。

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