[10]「好き」という鎧。③
人は「好き」で人をラベリングする。
「好き」が人のアイデンティティになる。
前書いたnoteに、上記の私が考察した人間の心理の一つみたいなものを書きましたが、今回はこれを素人自己流マーケティング風味に考察してみようと思います。
めっちゃおもろそうじゃないかい。
今回の三部作は、「好き」という感情を、他者、自分、社会(結果的に経済、マーケティングという着地になった)という三つの視点から分析してみようという所から始まったので、今回が最後の予定です。
個人的には超面白いテーマだなと思ったし、ずっと考えたい欲があったものだったので、自分の欲を満たすことが出来ました。
購買意欲
人は「好き」で人をラベリングする。
「好き」が人のアイデンティティになる。
そして「好き」は大概ビジネスになり得る。
人間の核に関わる大事な心理だから、その分需要も大きい。
供給側はその心理を理解して商品のブランディングをしている。
ブランディングとは、「ブランドに対する共感や 信頼などを通じて顧客にとっての価値を高めていく、企業と組織のマーケティング戦略。」である。(Wikipediaさん)
私が考える顧客の購買意欲は大きく二つある。
「have to」と「want」の購買意欲である。
「好き」の心理が働く購買意欲は「want」の方である。
私たち消費者は、生きていくのに直接的に必要ではなくても、どうしても欲しいものが尽きない生き物だ。
なぜ私たちは欲しくなるのか。
商品に何を求めるのか。
自分の思想と合致しているもの。
自分らしさを演出できるもの。
自分と似ているもの。
私にとって「好き」を買うことは、自分の欠片を集めていく感覚に近い。
私が思いつくのはこれくらいだが、他にも「好き」を求める理由があるかもしれない。
企業は消費者に商品に付随するイメージを提供し、
消費者は企業から自分のアイデンティティに合致するイメージの商品を購入。まずは正規の使用法でそれを利用する。(一次利用)
そしてそれをアイデンティティの具現化として活用する。そしてこれは大抵無意識。(二次利用)
消費者は自分のアイデンティティに合致する商品や企業のリピーター、お得意様になりやすい。自分のアイデンティティはそうそう変えられないから。
だけど私は考える。
「私だけが作った『好き』で私を構成してみたい」と。
私は創造主になりたい。
だから私は創造主になりたい。
私が「好き」の対象になりたい、オリジナルでありたい願望がある。
誰しも誰かの模倣人間でいるより自分がオリジナルでありたいじゃんか。
「あなた‘(ダッシュ)」、「彼女’(ダッシュ)」より、「私」でありたくないか?
あわよくば、私が「あなたを購入したいです!」って言ってもらえる価値をつけてもらえるような人間になりたくないか??
私自身の世界観を生み出したい。
そういう意味で創造主になりたい。
私の中での創造主って、例えば宮崎駿でウォルト・ディズニー。
これがクリエイティブなことをしたいことと直結するのかはわからない。
それでいうなら、このブログも私の世界観とも言えるのかもしれない。
私が「自分の世界観生み出したいです」とかいう欲があるのも、私自身が独創的な世界観持つ作品に惹かれるから。
素敵な世界観だと思うものは、主に小説や曲や漫画や映画だったりするけど、そこまで独創的な世界の設定作る!とかは思ったことない。
ということは違う方法で私が創造主となれる世界を作りたいのかもしれない。
何がいいかな。
ちなみに今ぱっと思いついたのはテーマパークです。
とはいっても、ジェットコースターとかが作りたいわけではない。
どこかの田舎のだだっ広い土地使って、子供も大人も没入できる空間を作りたいな。
あ、それめっちゃ素敵だな。
あのSEKAI NO OWARIの「炎と森のカーニバル」的な感じの空間。
アトラクションがあるわけじゃなくて、ただ独特な空間と人がいて、みんなでなんかしてて…みたいな感じ。(伝わってます?)
いつか私の妄想テーマパークの計画でもお話できたらいいですね。
私が大富豪なら地方の余ってる山地買い占めて環境保護公園兼自然系没入型テーマパーク作るのにな。
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