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中身を意識していこう



あるイベントで

先日、ある教育イベントに参加してきました。
とにかく「楽しい!」の一言です。
いろいろな発表を聞く中で、他の先生方はすごいなという思いが湧くと同時に自分何にもしてないじゃんという思いももってしまいました。
#隣の芝はすっごく青い

しかし、少し大人になった僕にはこう考えられるようになりました。
すごい先生の実践の外見だけ真似しても意味ないよね?
やっぱり、本質=中身 を意識してこその外見です。

というわけで、自分の知識整理も兼ねて基礎的なことを自分なりにまとめていこうと思います。

初心に戻って

教師として指導するうえで何を大事にしなければいけないかというとたくさんあると思いますが、その中でも特に学習指導要領は大事にしなければなりません。
そこで、まずは学習指導要領を自分なりに読み取っていきたいと思います。

総説から

改訂の経緯

今の時代は人工知能(生成AI)が飛躍的な進化を遂げたSociety5.0と呼ばれる社会である。その中で学校教育に求められていることは以下の通りである。

①子どもたちが様々な変化に積極的に向き合い、他者と協働して課題を解決していくことや、②様々な情報を見極め知識の概念的な理解を実現し情報を再構成するなどして新たな価値につなげていくこと、③複雑な状況変化の中で目的を再構築しすることができるようにすること。

簡単に言うと、
①未知のものと出合ったとしても、他者と協力していこうね。
②今まで学習したことや教科横断的な知識をもとにして最適な考えを生み出そうね。
③その場その場に応じた目的を見失わないようにしようね。
ということだと思います。

育成を目指す資質・能力の明確化

中央教育審議会答申においては、以下のことが重要であるとしている。

予測困難な社会の変化に主体的に関わり、感性を豊かに働かせながら、どのような未来を創っていくのか、どのように社会や人生をよりよいものにしていくのかという目的を自ら考え、自らの可能性を発揮し、よりよい社会と幸福な人生の創り手となる力を身に付けられるようにすること。

要するに、「自分の人生は自分でよりよくしていこうぜ!」ということである。

上の力はいわゆる「生きる力」と言われているものであり、それを具体化したものが以下の通りである。

①「何を理解しているか、何ができるか」
 ⇒(生きて働く「知識・技能」の習得)
②「理解していること・できることをどう使うか」
 ⇒(未知の状況にも対応できる)「思考力・判断力・表現力等」の育成」
③「どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか」
 ⇒(学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力・人間性等」の涵養)

いわゆる評価でも用いるものである。太文字にしているところが大事なのではないかと考えている。

「主体的・対話的で深い学び」の実現

子どもたちが、学習内容を人生や社会の在り方と結び付けて深く理解し、これからの時代に求められる資質・能力を身に付け、生涯にわたって能動的に学び続けることができるようにするためには、「主体的・対話的で深い学び」を意識していくことが大事である。
特に「深い学び」を実現するためには各教科等の「見方・考え方」を働かせることが重要になる。

各教科等の「見方・考え方」は、「どのような視点で物事を捉え、どのような考え方で思考していくのか」というその教科等ならではの物事を捉える視点や考え方である。
子どもが学習や人生において、「見方・考え方」を働かせることができるようにするのが大切である。


まとめてみると

子どもたちがSociety5.0を自分の力で生きていくために小学校段階では、

①各教科で育成すべき資質・能力を明確にもち、
②「主体的・対話的で深い学び」に取り組み、(「深い学び」のためには「見方・考え方」が大事だよ!)
③教科横断的に学習したことを生かしていこうね。

ということである。

となっていくと、次は「主体的」「対話的」「深い学び」「各教科の見方・考え方」などが気になってくる。
それはまた今度まとめていこうと思います。




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