暑いと困る?

【広島県神石郡神石高原町 神雷 日本酒】

11月からお酒の仕込みが本格的になりました

暖冬の見込みですが、
今年の秋は昨年より暖かい日が多かったように感じました
暖かいと蔵の仕事は困る事が出てきます

朝一番、今日の予定を確認し簡単な打ち合わせを
するのですが、酒母や醪の品温管理も暖かいから
品温を下げましょう
という話を聞くことが多かったです

僕は今年も麹室での仕事が多く、
種切りや床もみの最中も気温が高いからか汗の量は多かったです

床もみの時に、
気温が高いと困ることは何ですか?
社長に聞いたところ

酒母や醪の品温管理が難しくなる事
そして、床もみでは麹室の温度や湿度調整がやりにくく
なる事と教わりました

蒸したお米を麹室に持って入ると
お米の蒸気ですぐに室内の湿度が上がります
(湿度40%だったのが、60%位まで上がります)
寒い時期だと外気を入れて温度や湿度を調整しやすく
なりますが、気温が高いとなかなか難しくなります

麹米も品温が下げにくく一苦労です

そして僕は汗が止まりません
タオルは1日4枚は必要でした

11月も中旬から下旬にかけて気温が下がり
社長も一安心されていました

寒ければ良いのかというとそうでもなく、
昨年はマイナス10度という日がありました
その日は寒いのなんの
ホースをポンプにはめようとしたら
ホースが縮こまってはめこめなかった位です

凄い体験をさせてもらいました

酒母や醪も冷やせば良いというものではなく
仕事も寒すぎると手は悴み体は震え大変です

暑くても良くなく
寒くても大変ですから
作業がはかどった日は良い天気に恵まれたという事でしょう

無事仕事が終わり感謝です

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