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気分が重い朝でもOK!ベッドの上でできる優しい目覚めエクササイズ3選

今日は、うつ病を患っている方や朝が苦手な方に向けて、ベッドの上でできる優しい目覚めエクササイズをご紹介します。

朝起きるのが辛いと感じることはありませんか?特にうつ病の方は、気分が落ち込んでいる時にベッドから出るのが大変に感じられることがあります。

しかし、ご安心ください。

今回ご紹介するエクササイズは、気分が重い朝でも無理なく行えるものです。


エクササイズの3つのポイント

まず、このエクササイズを行う際の3つのポイントをお伝えします。

  1. ゆっくりと行う

  2. 呼吸を意識する

  3. 無理をしない

これらのポイントを押さえることで、より効果的にエクササイズを行うことができます。

3つの目覚めエクササイズ

では、具体的なエクササイズを3つご紹介します。

1. 深呼吸と体のスキャン(約1分)

  1. 仰向けになり、目を閉じます。

  2. ゆっくりと深呼吸をします。

  3. 足の先から頭のてっぺんまで、各体の部位に意識を向けていきます。

  4. 力が入っている部分があれば、意識的に力を抜きます。

このエクササイズは、身体の緊張を和らげ、リラックスした状態で一日をスタートさせるのに役立ちます。

2. 全身ストレッチ(10回繰り返す)

  1. 仰向けのまま、両手で膝を曲げて胸に引き寄せます。

  2. 両手を頭の上に伸ばし、全身をゆっくりと伸ばします。

  3. 1と2を交互に10回繰り返します。

全身ストレッチは、筋肉をほぐし、血行を促進します。

これにより、身体が目覚め、エネルギーレベルが上がります。

3. 回転ストレッチ(各側10回ずつ)

  1. 横向きになり、膝を軽く曲げます。

  2. 上になっている腕の肘を曲げます。

  3. ゆっくりと上半身をねじり、肘に視線が向くように動かします。

  4. 10回行ったら、反対側も同様に10回行います。

回転ストレッチは、背骨や腹部の筋肉をほぐし、柔軟性を高めます。

また、内臓の動きを促進し、消化器系の機能を改善する効果も期待できます。

これらのエクササイズは全て合わせて約3分で終わります。

たった3分の小さな動きですが、朝の重たい気分を少しずつ軽くしてくれる効果があります。

大切なのは自分のペース

ここで重要なのは、自分のペースで行うことです。

1つのエクササイズだけでも十分です。

無理をせず、できる範囲で行いましょう。

エクササイズを行った後は、必ず自分を褒めてあげてください。

「今日も頑張ったね」「これだけ頑張れたから、今日もきっといい日になるよ」と、自己肯定感を高めることが大切です。

1つ目の深呼吸とボディスキャンだけでも、大きな一歩を踏み出したことになります。

エクササイズを習慣化するためのヒント

このエクササイズを習慣化するために、以下のヒントを参考にしてください。

  1. 毎日同じ時間に行う

  2. 無理のない範囲で少しずつ増やす

  3. 快適な環境を整える(例:心地よい音楽をかける)

これらのヒントを意識することで、より継続しやすくなります。

エクササイズの効果

軽い運動は、うつ病の症状改善に効果があることが研究で示されています。

アメリカ心理学会の研究によると、軽度から中程度のうつ病患者に対して、定期的な軽い運動が症状の改善に効果的であることが分かっています[1]。

また、ジャーナル・オブ・クリニカル・サイキアトリーの研究では、運動療法がうつ病の治療に有効であることが報告されています[2]。

これらの研究結果は、私たちが紹介したような軽いエクササイズでも、継続することで心身の健康に良い影響を与える可能性があることを示唆しています。

まとめ

ベッドの上でできる優しい目覚めエクササイズをご紹介しました。

このエクササイズは、気分が重い朝でも無理なく行えるものです。

ゆっくりと、呼吸を意識しながら、無理せず行うことが大切です。

明日の朝から、このエクササイズを試してみてください。

きっと少しずつですが、朝の気分が変わっていくはずです。

参考文献:
[1] American Psychological Association. (2011). The Exercise Effect. Retrieved from https://www.apa.org/monitor/2011/12/exercise
[2] Blumenthal, J. A., et al. (2007). Exercise and pharmacotherapy in the treatment of major depressive disorder. Psychosomatic medicine, 69(7), 587-596.

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