父が死んだ事と手続きに追われた話
【18日】
2023年2月18日土曜日の14時頃だっただろうか、昼間なのに珍しく父の携帯から私の携帯に電話があり、何だ?と思いつつ出たら弟という名のニートで「父が死んだ」と。すぐに警察の人に電話がかわり死因(ヨーグルトを喉に詰まらせ窒息死って何だよそれ。トラウマでもう二度とヨーグルト食べられねえわ!)とやるべき事を説明されおまけに「弟さんは知的障害とかありますか?お姉さんがサポートされた方が」などと言われ「あのクズがクソッタレ」と呪いながら帰省の準備を。
残り少ない父の親族とも電話。
病院で死んだわけではないのでまずは葬儀屋を決めて連絡し、病院で死体検案書を出してもらい父を病院から引き取って燃やさないといけない、葬儀屋はネットで広告打ってるものに当たりをつけ連絡、この時点では最安のプラン「病院から葬儀屋指定の安置所に運び(面会不可)→火葬場で会って燃やす」に決めていたのです、ワタクシお貧しいので。
【19日】
朝一セブンで20万円引き出し新大阪経由で和歌山に帰るため東京駅へ。
途中親族から電話があり東京駅で通話。燃やす前に顔が見たいからと言われ、「あのー、家に戻すだけで値段が2倍に跳ね上がるんですけど私生活苦しいんですけど」とも言えずプランの強制変更となり新幹線の中で葬儀屋とニートと親族に電話かけまくり、通話代がシャレにならない上にニートに「僕はお金無いから」などと言い放たれ、両親共に居なくなったらお前なんぞは養わないと言って縁を切るんだという昔の誓いをもう一度強く心に刻み込む。
そんなこんなで昼過ぎに和歌山に到着。
葬儀屋に電話しプランと引き取り時間を確認。混んでいるらしく引取りが夕方になるとの事で私は手続きを済ませ先に家に帰り父を待つことに。
前夜にダウンロードと登録をしておいたTAXiアプリでタクシーを呼ぶ。有難う紹介コードと初回ダウンロードクーポン!
病院で手続き。書類が出るまでひたすら待たされる、待たされる、待たされる、、、精神状態と疲れた体に追い打ちがかかる、書類他エンゼルケア代等に34,588円のお支払い、地元を離れ長男でも無い私が何故と不条理さに悶える。
タクシーを呼び家に帰り親族と父を待つ。
居間のテーブルの上には父が残したすべき事と各所連絡先が書かれたエンディングメモなるものが。参考にしつつやり切るしかない。
父の唯一の友人と母の知り合いだったという税理士さんに電話。
17時半前に父が家に戻る。コロナ以降会っていなかった父はとても細くなっていた。
【20日】
朝葬儀屋と支払い金額の打ち合わせ。総支払い金額が予定よりかなり上がることがわかり腹をくくる。最低料金だけ載せてオプションで増し増しになるのはネット系葬儀屋の広告アルアルらしい。
トータル368,600円(花代除く)、お疲れ様ですよ。
コンビニで追加のお金を引き出す。近辺には地方銀行しか無いのでネット銀行に口座を持っていて助かった。でも死ぬ時は通帳で残高照会出来る方が遺された人間の為だと思った。
父がかかっていた病院の未払い金の支払い。実家の風呂の灯油代の支払い。
午後父の身体を綺麗にしてもらい死化粧もしてもらい棺桶へ。花も飾られそれらしくなる。
【21日】
火葬のみ・直葬
【22日】
親族からいただいたお香典(香典返し不要と言い渡された)を半割りにし、半分をニートに渡し、いくばくかの生活費を抜いて残りで銀行口座を作らせる。
父の携帯を解約。父の友人からのお香典は半分を香典返しに、半分を父の携帯の支払いに充てる。何故私は私のお金をザカザカ使って処理しているのにニートお前は何も出さねえんだと憎しみが湧く。
【23日】
帰京
布団もまともな食事もなく思いやってくれる親はもうおらずもう体が限界だった。
途中でガラケーを失くす。東京のドコモで停止の手続き。後日mnpでmvnoに。さようならドコモ。