私が結婚式をしなかったワケ

アラフォーバツイチのさくらです。

私は21歳で結婚したんですが、結婚式はしませんでした。今でもその思想は変わりませんが、ぜっっっったいにしたくないです。無理。

理由1.ウエディングドレスはコスプレだと思うから。

そりゃ結婚相手がイギリス王室の王子さまなんだったら、ウエディングドレス着たって良いと思うけど、

普通の会社員とかと結婚するのに、

なんで突然、ディズニープリンセスみたいな格好して人前に出てくるんだ？

理解に苦しむんです。

さっきまで家でユニクロのスウェット着て寝てたのに？なんで？？？

それはもうコスプレやないかい。

私は恥ずかしくて無理です。「調子こいてんな。」と思われるの辛いので。

ちなみに私は性格が悪いので、友達の結婚式に参列してる際には、「調子こいてんな。」と思っちゃってます。すみません。

ケーキ入刀で
司会者「カメラをお持ちの皆さま！シャッターチャンスです。どうぞ前に出てお写真をお撮りください。」
って促され、

参列者がバシバシ写真撮ってて、新郎新婦がいろんな方向に目線向けてるのって、芸能人でもあるまいに、何してんの？と。

特に女性はみな、結婚式に参列したら、とりあえず、新婦の写真をバシバシ撮るはずだ。新婦入場、ファーストバイト、お色直しでの再入場などなど。

自分は写ってない、大量の新婦の写真どうしてます？放置か、後日、フォルダー整理で削除してるっしょ？

新婦にあげるっつっても、だいたいプロのカメラマンが撮ってるから要らんしな。

後で削除する写真撮ってて、これ何の時間？と、いつも思う。

理由2.参列者に「だりぃ」と思われるから。

ホンマに心の奥底の本音の本音で、友達の結婚式に参列できるの嬉しいって、みなさん思ってます？

結婚式は明るいカツアゲ

という話を聞いて、その通りだなと。強制的に日付を定められ、土日を潰し、3万円払わされる。

なんなら、新幹線や飛行機で馳せ参じねばならないパターンもあり、その場合は泊まりになるため2日潰れる。

結婚式の招待状は召集令状

そこそこ仲の良い友人の結婚式を断るなら、それ相応の理由が必要です。おめでたい良いことを拒否するのって、すごく難しい。

「用事があるから～」では説明できんくらいすんごい前もってオファーされるため、ほぼ不可避です。

「この3万円でアレ買いたかったな…」
「日曜がまるまる潰れた。とほほ…」

そんな思いを抱えながら参加している。人間だもの。中には超絶お祝いの気持ちのみの聖人君子もいるかもしれないけど、大半はだりぃという気持ちが脳内をカスってるはず。

みんなもそうだよね？

理由3.わざとらしさに耐えられないから

私がこの世で最も不毛な会話だと思うのが

「A子ちゃんのお色直しのドレス何色かな？」
「ピンクじゃない？」
「絶対可愛いよね～！」
「水色も似合いそう！」

です。

いや、ホンマに気になるか？お色直しのカラードレスの色味。ぶっちゃけどうでも良くね？

私が思うに、上記のような会話の意図は
「私が友人の晴れ姿を誉めたところをご覧ください。私は友人の結婚を心の底から喜べる心の綺麗な女です。」
という周囲へのアピール。

それは仲良しグループの女同士の「私たち(表面上
だけでも)味方だよね？」
という確認であり、

新郎の友人席に聞こえるように話すことで、男に性格の良い女アピールをしてる。

だけだと思う。

あと、普通の新婦って別に美形でもスタイル良くもない。日本人体型でそうそうウエディングドレスなんか似合わんし。ドレス着ても顔面は可愛くはならん。お世辞つらい。

理由4.公開処刑が実施されがちだから

結婚式お決まりのブーケトス。受け取った女性が次の花嫁になれるってジンクスのアレね。

24歳くらいで結婚する人はまだええよ。新婦の友人、同僚枠で呼ばれる人も同世代だから。

でもさ、アラサー以降の結婚式は地獄の公開処刑やで？まず「この歳で売れ残ってる未婚女です。」を大衆の前に晒されるわけだし、

ブーケ受け取ったら、マイク持たされて、
「A子ちゃんおめでとう。幸せのお裾分けをいただいて、私も幸せになりたいです！」
みたいなことを、歯茎から血ぃ流しながら言わされんねんで？

「いや新郎ぶっさいくやな。あんなんと結婚すんのやったら一生独身のがマシじゃね？アレとヤルとか、私ならマジ無理なんだが。」
と思ってもやで？

拷問やん。

なんで3万円持ってめんどくせぇのに来てくれた友人にそんな仕打ちが出きるん？

花たばもらうごときのメリットで公開処刑されたないと、誰もブーケを受け取らず、床に落ちるという地獄のシーンを回避するために、

以前、30代カップルの結婚式ではブーケトスではなく、ヒモをひっぱって当たりクジ引くとワインがもらえるという出し物に変わっていた。

みんな未婚を晒したくなくて、出場を渋っていたら、
司会「みなさん！出てきてください。席次に四つ葉のクローバーのシールが貼ってある方が対象です！！」
と血眼になって未婚女を根こそぎ召集していた。

あ、「名前札に貼ってあるこの四つ葉のクローバーのシールなんだろ？」と思ってたら、幸せじゃない奴を識別する赤紙だったんか。コワっ。

参加者がクジ代わりのヒモを引っ張るというゲームの特性上、ヒモが余ってしまうと成立しない(誰も引かなかったヒモが当たりだと困る。)ため、強制召喚され未婚女は全員、晒し者に。

ヒモを持たされた全員が「マイク持たされて挨拶したくない。。。ワインなんか要らんから、ハズれてくれっ！」と思ったハズだ。

27歳以上で結婚する奴はブーケトスやその代替案にあたるゲームは禁忌とさせて頂きます。

ワインが当たるだけなら、男性未婚者も参加するとか、既婚含め全女性にするとかしたらいいのにと思ったわ。

結婚に浮かれると、他人のことはどうでも良くなるらしい。「幸せのお裾分け♥️」みたいな上から目線ウザくない？普通に。

新婦から父への感謝の手紙の時間にすすり泣いてる奴とか、もはや

情緒大丈夫か？

と思う。他人の家庭内のこと関係なさすぎない？新婦の父って、今日初めて見た、知らんオッサンでしかないやん。

心の綺麗さを見せつけるための泣きの演技だとしたらそれはそれで怖い。

お涙頂戴の茶番、本当にいたたまれない。

私だけなんかな？