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へんてこ長女の小学時代~問題行動と問題母~

今高校生の長女に、大きな問題はありません。
しかし、小中学時代はとてつもなく大変でした。

二男が生まれたのが、長女が小一の五月はじめ。
産院から自宅に帰り、産後間もない私は、
ある日夕方帰りの遅い長女を探しに
出かけることもままならず、
夕方7時くらいになっても帰ってこないので、
意を決して外に出ました。
すると公園で、数人の小学生が集まって話していました。
何でこんな遅い時間まで…小学生がいる??
はじめは衝撃でした。
私自身はそんなに遅い時間まで遊ぶなんてことなかったから。
そして、その中にはまさか長女もいました。
めちゃくちゃ怒りましたが、長女は全く聞く耳持たず。
休日にはお昼も食べず、朝から夕方まで遊びほうけていることもありました。
朝から出かけるときに、お昼に帰っておいでと言っても帰ってこないし、
朝から出かけるなと言っても勝手に出かけるため、
困り果てて私はお弁当を作ることにしました。

ちなみに今、高校生になった長女は、
ジャージで集まった友達同士
早朝に公園でラジオ体操したり、コンビニお菓子でピクニックしたり、スーパー巡りすることはあっても、夜遊びはしたことありません。
遅くなりそうな日は必ず、連絡をいれてくれて、
私の指示に従います。

この事に関して、私が干渉した記憶はありません。
言うこと聞かないから放置していました。
そしたら、勝手に成長してました。
言うこと聞かない問題児は基本放置、見守るくらいでいいんだと思います。
理由は分かりませんが、勝手に成長します。長男もしかり。


ある日、長男が私の置き忘れていたテーブルの上のお金を盗みました。
何に使ったのかは忘れましたが、一緒に長女もそのお金を使っていました。
ポケモンカードだったかなぁ?
それから、長女の盗み癖が始まりました。
長男がお金をとったのは、一回だけでした。
長女の盗み癖はお金だけでなく、買い置きしていたお菓子や夫用のお弁当の冷凍食品なども
ちょくちょく勝手に食べていました。
お風呂もなかなか入らず、不潔でした。
しかし、学校で先生が困るような問題はなく、
家庭訪問で毎年盗み癖の話と不潔な話をしても、
先生は娘のために具体的に解決に動いてくれることはありませんでした。

この事に気づいた私は、長女が中学にはいった頃、
もうこれ以上家に迷惑かけんと学校に迷惑かけてきてという、
日本の一般家庭ではあり得ない、非常識かつ迷惑な
問題母を堂々と爆裂させることになります汗
そして、その結果、地獄の一年間を経て、
無事反抗期を乗り越えることができました!

結論
家でだけ問題児な子供は
外で問題児になることで
まわりの大人も対応に困り、
親身になってくれるので、
母が救われるきっかけとなる

私は娘にお小遣いを渡したり、お金の大切さについて話したり、お金がほしいなら言えばいいのだと言ってみたり、他にも考えられる解決方法をたくさん試しました。
娘が買うものは、文房具やお菓子などが多かったですが、
文房具は気づいたら捨てられていることが多く、
長女が本当にほしいものがあって
お金をとっているわけではないんだなと思っていました。
だから愛情不足なのかなとか、色々思いました。
長女には、もし何か不満や不安があるなら、
お金をとるのではなく、言葉で気持ちを伝えないといけないということも
何度も話しました。
しかし、その頃の長女は口下手でした。
何でお金をとるのかと何度聞いても、分からないと言っていました。
でも今の長女が認める、かまってほしかった病の一つに、
仮病があります。
大袈裟に怪我をしたところがいたい、しんどくないのにしんどい、風邪だから病院行きたい、など
どうってことない症状で
私を心配させようとしてました。
私は面倒なので、基本放置していましたが、
あまりにしつこければ仮病なのを分かっていて、
病院につれていきました。
そして帰宅後はいつも、さっきまで病気や怪我であんなにしつこくしんどいやら痛いやら言っていたのに、
けろっと元気になってました。
今の娘からすると、この事は恥ずかしすぎる黒歴史のようです笑

お風呂に関しては、夫婦ともに長女が臭いと言われて
学校で嫌われたらいいと思ってました笑
そしたら、お風呂に入るようになるだろうと。
不潔だと言われるのは長女だし、同じベッドで寝るわけでもないし、
他に問題山積みだったのもあって、
私のストレスを増やさないためにも
放置することにしました。
毎日お風呂に入るように声かけは一応していましたけど…

その結果、美容に興味出てきた中学生頃から、
娘は勝手に毎日お風呂に入るようになりました笑





でも、長女の盗み癖はずっと続きました。
何をしても、何を言っても、ダメでした。
だけど、万引きはしませんでした。

長女が小二になったころ、公園で仲良くなった女の子から長女が家からお金をとってくるよう命令され、
本当に私の財布から一万円を盗みました。
私は長女に大激怒。
さすがにこれには、学校に連絡をいれました。
その後誠心誠意、親子で謝罪と返金しにこられ、長女はその女の子とも遊ばなくなりました。
そう、この頃の長女はパシりに使われるような性格でした。
でもずっと学校外で仲良かった一つ年下の男の子とは、仲良くやっていたようで、
大きな問題もありませんでした。
一度だけ、ゲームソフトをその子に私に言わず勝手に貸して、返してくれないというので、
私が返してもらいにいったぐらいです。

今長女がいうには、昔お金を盗んでいた理由は
お金ほしいからとった
ただそれだけ、お金ちょうだいと言えばくれることを知らなかった
だそうです。

いやいやいや、お金ほしかったら言うように言ってたんだけど…
でもそりゃあ、何度言ってもとるんだから、
そのうち一回一回いちいち言わなくなった可能性はあるけど、
それでも何度も何度も言ってたはず。
…という話を長女にすると、

多分あんまり人の話を理解できてなかったと思う


という答えが返ってきました笑
こんな長女ですが、発達障害診断されてないんですよ!
不思議。
それに、友達とか家族という概念を
理解できていなかったと思う、とも言ってます。
普通に家族でたわいもない話をしてましたけどね。
長女いわく、中学で友達ができてから、
世界の見え方がガラッと変わったそうです。
私には全く理解不能。
長女の他にもこんな子、いるのかなぁ??

なので、盗み癖の一般的な理由に我が家の場合は、
どれも当てはまっていませんでした。

確かに、今でも長女は自分のやりたいことをやるだけ、言いたいことを言うだけなんです。
そこに善悪や常識、道徳観、まわりの目など
関係ないのです。
つまり、お金がほしいと思ったからとったという長女の話は、
今の長女の生き方と同じなのです。
善悪や常識、道徳観、まわりの目など気にせず、
自らの内側の声に正直なだけです。
だからきっと、長女の脳が発達してくるにつれ、
物事の理解や自らの考え、行動に幅が出てきて、
お金をとる必要がないと思うようになったからとらなくなったのです。
長女特有かもしれませんが。
今になってはじめて、昔の長女の盗み癖が
今の長女の好き勝手な生き方に繋がっていることが
分かります。
当時はあれこれ心配しましたが。


長女が高学年になる頃、人間関係のトラブルがちょこちょこ
あらわれはじめました。
今と変わらず、言いたいことを言いすぎてデリカシーないと思われるパターンです。
なんかちょこっと意地悪されたみたいですが、
自業自得なんでね。

そもそも長女は参観行っても、運動会や学芸会行っても、
一人行動が多い子で、
友達いないのだと思っていたので、
トラブルになるほどかかわれるようになったという
喜びのほうが大きかった私笑

でも我が子たち、なぜか問題が大きくなりません。
気づいたら忘れてるんで笑
寝たら忘れるみたいですね、羨ましい。
けど今を生きるって、過去を忘れてるということだと思います。
そして頭の悪い子達は、よくも悪くも今を生きてる子達が多いと感じます。
素晴らしいことですよね、本来は。

未来のために勉強する、我慢させる教育をしておきながら
好きなことで生きていく
今を生きよう
なんてキャッチフレーズを流行らせる、
日本全体がダブルスタンダード、マッチポンプだなと
私なんかはひねくれて考えているので、
色々と複雑な思いがあります。









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