これからの人事部員に求められるもの 02

大前提として、人事に関わらずプロフェッショナルでなければならない。プロフェッショナルとはどこに行っても価値を出せる人材である。一般論をしゃべるだけではなく、自論を出し、周囲から一目置かれる存在である。

知識を知っているのは当然である。法知識・人事知識・組織知識の基本は覚える事。

歴史を知る事も重要だ。江戸時代は丁稚奉公。長男は家を継ぐという文化で、長男以外は商家で丁稚奉公でスキルを身につけた。

戦後は「生活権の確保」が基本概念だった。職能給というより、養う家族の数が給与に影響を与えた。

今は、どうか?会社が社員の生活を支えるという考えが無くなってきている。トヨタでさえ、終身雇用は断念している。私も賛成だ。個人の生活は国が生活保護等、企業の外で面倒を見てもらう仕組みがよい。

そんな時代の人事自分は、人と組織の専門家としてどう学ぶか?人の部分では、哲学的と心理学的に学ぶ必要がある。加えて、身体的に学ぶ必要もある。健康経営をするなら当然だ。

組織についてどう学ぶか?まずは興味を持つ事である。世の中の組織のあり方に興味を持つ。それが積み重なるといつの間にか国内外の事例に精通する様になる。そして、ひとりではなくコミュニティーに参加して、謙虚に積極的に学ぶ姿勢があれば、そこでのネットワークが形成され、更に知識が深まり、自論形成の一助となる。また仲間のネットワークを通じて、セミナーの登壇等、越境的な活動も出来る様になるだろう。

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