本当は死んでしまいたかった去年の夏とその延長線にある冬
去年の夏、私は毎日死んでしまいたかった。
毎日毎日、残業して家に帰って、疲れているはずなのにまったく眠れなかった。
でも眠れなければ次の日仕事ができない。
だからウイスキーを瓶から直飲みして、どうにか2時間くらい寝る生活を2ヶ月ほど続けた。
頭はずっとぼんやりしていた。
明らかにパフォーマンスは下がっていたけど、
初めてやる仕事だから自分一人でやり遂げてものにしなければいけないと思っていた。
仕事を一部やってもらえないか先輩に頼んでも、スケジュールをちらっと確認して「