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とにかく外国人の多い熊野古道

第3?反抗期真っただ中の20代後半の娘と主人(ビミョーな関係)、私の3人で夜通し主人の運転で熊野本宮大社へたどり着いた。
今日のコースはこれからバスに乗り小広王子で降り、熊野本宮大社までの道。
朝8時半のバスの中は私たち家族と女性1人。途中川湯温泉、渡瀬温泉、湯の峰温泉を通り抜けるのだが、バスが温泉街に止まるごとに外国人が乗ってくる。いつしか私たちは外国人に囲まれていた。
世界遺産に登録されてから訪れる外国人が多いとテレビで見知っていたけれど、本当に多いんだ。旅行日数はわからないが、電車もバスも本数は少ないこの地域を訪ねるのにはよほどの思い入れがあるのか?
すでに熊野古道は歩き終えて温泉に宿泊、田辺駅に向かうらしい。

バスを降りていよいよ熊野本宮を目指す。深い緑の杉山を石畳の道は続いている。深呼吸をすると緑の匂いがする。山歩きに慣れている夫、若さゆえ歩くのが早い娘、怪我をしたくない私は慎重に5メートルぐらい後からのんびりついていく。


登り下りを繰り返し、膝はがくがく。なぜだろう?ジムに週2で通っているのに、私のジム通いって役にたっているのかしら?

後ろからすごいペースで熟年外国人カップルが追い付いてきた。同じバス停ではいなかったのでおそら私たちよりもっと遠いところから歩いて来たのだろう。すれ違う時に”ハロー!”と挨拶を交わした。ドイツから来たそうだ。そしてあっという間に見えなくなった。
その後も王子の名がつくポイントで何組かの外国の人と会った。
スペインから来ている人。カナダから長崎に留学に来ている学生さん。
アメリカから4カ月かけて旅行をしている人。
面白いことに、各ポイントにスタンプラリーのスタンプ台があるのだが、
私たちはしなかったが、その会った人たちは丁寧にスタンプを押していた。
それも押印帳を用意していたのには驚いた。

三つの大きな峠を越えて発心門王子についた頃はもうふくらはぎがはり裂けそうなぐらい足がパンパンだった。発心門王子から熊野本宮大社までは2時間半ぐらいの下り坂の初心者コース。やれやれ。大社は5時で閉まってしまうのでそれまでにはたどり着けそうだ。
えっ3時過ぎているのに発心門王子に向かう外国人多し。どこか途中で泊まるとこあったっけ?行けるところまで行って本宮にまたピストンするのか?小さな女の子を背負子に乗せたいかにも体力のありそうな大柄なカップルとか。すごいぞ!

だいぶ降りてくるとふもとには大斎原の大きな鳥居とはるか彼方に那智の山々が見える絶景見晴台がある。
本宮からそう離れていないので、そこだけピンポイントで来る外国人も多く、ビューティフルと言いながら写真撮影。ワイワイガヤガヤ。ちょうど木にイチゴのような実がついていて「これって食べれる?」と聞かれた。



本宮以外の那智大社、速玉大社、神倉神社でもインドネシア人、台湾人からバスの停留所はどこかとよく尋ねられた。

これとは対照的に伊勢神宮は9割が日本人だった。そんな中、これまた台湾人の5人の元気な団体が伊勢から熊野古道に入り熊野三山をこれから目指すとのことだった。
天気は下り坂。大丈夫かなぁ?両手にストックを持ち、靴&服装は雨対応だったけど。外国の人ってあまり雨とか気にしないのかなぁ?

旅行を終えて数日後・・・

つゆの晴れ間のピンポイントを狙って行こうと思っていたので
葛飾にある熊野神社(御祭神:安倍晴明さま)小野照崎神社、赤坂氷川神社、日枝神社へ道中の天気と安全祈願に行った。おかげさまで天気も恵まれ、無事に楽しい旅ができた。夏祓の今日、お礼参り。小野照崎神社は6/30と7/1は富士講の日。境内には沢山の人。これで今年の夏祓いは完璧!











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