冥王星と月の凶角
我が家の父は昔から地雷がどこにあるのかわからない人だった。
怒らせないように、暴言を吐かせないようにそんな風に気を使いながら過ごしていた。
祖母が亡くなってから地雷はなくなり、丸くなったものの、70代になっても日常の端々で起こす他者とのトラブル。いつも吐く不平不満。
「みんな俺から離れていく。」と言う。
なんで??と不思議になり、父のホロスコープを出してみた。
父のホロスコープには冥王星×月の凶角がある。
冥王星というのは破壊、再生を意味する。
月は自分や母親など。
この凶角の解釈は「どこに地雷があるかわからない。何でもないようなことで人間関係の断絶を起こす。大けがをして我慢してる小さな子供のイメージ。本当は優しいし誰かにそばにいてほしいと願うが社会的にうまくいかない経験を繰り返し、これ以上傷つきたくないから一人になりがち。この世の一番つらい感情を味わっている。いつか誰かが襲いに来るという恐怖感が常にある。」本当に繊細で必死に自分を守ろうとして頑張っている人。
自我が強い人ほど社会的にうまくいかなくなるこの凶角。
しかしゼロから何かを作り出すには長けており物凄い精神力の持ち主である。
私自身の内観はもちろんのことだが、他者への理解という観点でもホロスコープは有能だと日々感動している。
「あんたが悪いんやん!」なんて言葉で済ませれば簡単なことではある。
しかし、人は他者との様々な関わりの中で気づき、成長していけると思う。
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