見出し画像

内面が美しい人間は存在するのか?

他者の内面は幽霊や宇宙人と同じで確認ができないから、内面が美しい人間はいるかもしれないしいないかもしれない。

例えば利他的な行為をした人がいたとする。

ここでは利他的な行為を「川で溺れている子供を、自分も死ぬ可能性があるのにも関わらず助けた。」のような「一見何のメリットもないのに人のためにする行為」を指すことにする。

これを「子供のために自分を犠牲にして助けるなんて、きっとその人はとても美しい内面を持った人だろう。」と推測することができる。

でもちょっと待ってほしい。

本当にその人の内面が美しいから利他的な行為をしたと言えるのか。

その人が「他者から認められたい」という欲求を満たすために行為をしたと見ることもできるではないか。

「子供を助けたい」という欲求だけを見ると美しいと感じるかもしれないが、自分の体力に自信があり、川の水深も把握した上に好意を抱いている異性がすぐ近くで見ている状況での行動だったらどうだろうか。

そうなると「他者からの評価」のために子供を助けたと捉えることもできる。

「他者からの評価」のために子供を助けた人間の内面が美しいと言えるのか。

「子供を助けたい」という欲求の表面だけをみて評価するのではなく、その裏面の「なぜ子供を助けたいと思うのか」のような欲求の動機にフォーカスを当てることが個人的に重要だと思う。

ここまで書いてきて気づいたが、そもそも内面なんて評価する側によって変わるんじゃないか?

美しい内面ってなんだ?他者からの評価のために利他的な行為をする人間は美しくないのか?

よくわからなくなってきたしお腹すいたので終わります。🍽️

ばい!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?