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読み書きラボ

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読み書きやことばについての、言語技術講師の教育コラムです。
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2022年4月の記事一覧

たくさん本を読む『多読のすゝめ』 ― 小学3・4年生の読書

小学校中学年(3、4年生)の時期に確かな読書習慣を身につけ、数多くの読書経験を積むことが、…

なぜ子どもに読書? 社会的な読書を目指して

「読書をよくするべきである」 「読書をすることは良いことだ」 どんな教育現場でも当たり前の…

『頭の回転の速い人とは?』体験をことばにする大切さ 

突然ですが質問です。 あなたには今、何が見えていますか? こんな質問をされて、「何を当た…

絵本の読み語り・読み聞かせ ―― 物語を通して人生と向き合う

この記事を書いた講師は 人生の奥行きに思いを馳せるということ。 それは幼い子どもであっで…

【前編】中学・高校受験と向き合う「なぜ、国語の長文読解は伸びないの?」

長文読解問題と読書の重要な関係中学・高校受験の現代文長文読解では、点数が安定しない、伸び…

【後編】中学・高校受験と向き合う 「なぜ、国語の長文読解は伸びないの?」

分析的な読みを学ぶための試み ―― 自分で問題を作るシリーズ前回では、なぜ読みの力が受験に…

小学3・4年生の「書き言葉の習得」について

今回は、この教室のカリキュラムの中で、小学校中学年を目安に教育課題となる「書き言葉の習得」についてご紹介します。 中学年の発達段階小学三年生くらいになってくると、子どもたちは少しずつ社会性を帯びていきます。 自分と異なる他者を意識し、その他者との交流の中で自分のありようを位置付けていく最初の段階を迎えるのです。 たとえば遊びのレベルでは、思い思いの遊具を使ってばらばらに遊ぶような段階から、サッカーなどあるルールのもとに集団で遊ぶような遊び方に変化していきます。 言葉につ