重光葵って読めますか?
え?えーと、しげみつ・あおい?
違います。
正解は、しげみつ・まもる。普通に読めたあなたは、歴史通か知識人ですね。素晴らしい👍
なにもの?外交官・政治家です。明治20年生まれ、外務省に入省。外交官としてドイツ、イギリス、アメリカ、中国の領事館や公使館で勤務。歴史の教科書に載るとしたら第二次世界大戦敗戦時に
ポツダム宣言に署名した人。
として広く認知されています。まけいくさを認めた人として負のイメージがありますが、終始軍政を嫌い、占領後のGHQに対して一歩も譲らず、日本の独立を守った人物でもあるのです。
このことはもっと知られていい。
戦後にソ連との外交を担当するのですが、これが上手くいかず、ソ連の圧力でA級戦犯として東京裁判にかけられ、巣鴨プリズン(刑務所)で服役します。
昼飯とか、すもつくれん(どーでもいい)ことばっか書いてるnecoojiがなぜにこんな真面目な話を???
これです。
これです。
何かで見て気になっていた最近オープンしたカフェ。休みの日に行ってみました。なんで気になっていたかと言うと、前述の重光葵さんが巣鴨プリズンから出所後に滞在していた建物なのですよ。
♨️温泉出ますから。保養所だったのでしょう。
重光さん上海事変の際に爆弾テロで右足を失って義足で生活していましたからね。刑務所暮らしで疲れきった心と身体を癒しにこの地を訪れたのでしょう。
では、中に入ってみましょう。
築80年ほどの日本家屋。落ちつきますなあ。メニューはシンプルで、抹茶とか、ぜんざいとか。抹茶とお団子のセットを注文してお庭を眺めると
いいですねえ。ほどなくお抹茶が来ました。
お庭を眺めながら、団子をぱく!ほどよく温かいお抹茶をずず。してお庭を眺むる。うむ、よきかな、よきかな。
すると奥の座敷からお琴の演奏が始まりました!
なんて素敵な!
気持ちのいい休日を過ごせました。感謝🙂↕️
追記
ここのオーナーは重光さん。親戚の方なのでしょう。壊す予定だった、この建物を残すために開業したそうです。巣鴨プリズンから出所した重光葵さんに、この建物を提供したのは、地元の名物「とり天」を考案した宮本四郎さんと言う人物。二人の友情の家と名付けられていました。
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