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自己紹介3(クリニック開業から芸大生へ)

 防衛省を退職後、一つの場所に腰を落ち着けて仕事をするにはやはりクリニックの開業という選択肢になりました。すなわち医師という立場だけでなく経営者となるわけです。ただ経営者としての経験はないので、一度転職を経験し経営を学び、それまでに経験の浅かった美容皮膚科診療も経験しつつ、その間にリサーチを重ねて現在の船橋市で開業しました。

 当院のサイトに書いてあるように一人の患者を長期で診療することで病気を抱えた人を理解できるようになるし、病気の本質がわかるようになると恩師に教えを受けたのですが、開院に向けてその他にも考えていたことがあります。
 私は、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、大学院と、すべての教育を国公立の学校で受けてきました。特に大学、大学院は給料をいただきながら勉強をさせていただきました。つまり日本で生活している方々のお陰で私のキャリアが形成されました。私はいわゆる官製品です。本来は防衛省に所属し奉公すべきだと思いますが前回の投稿で書いたように少し燃え尽きたところがありました。それでも、必ず他者に還元できるような生き方をしようと考えていました。

 前回までに記載したように、私は一般の医師とは異なるキャリアで、様々な経験をしています。また、現在の医師は初期研修制度といって自分の専門科だけを学ぶのではなく様々な診療科目を研修していますが、私が若い頃はこのような制度はありませんでした。しかし防衛医科大学校の卒後研修制度は当時から現在の研修制度同様、様々な科を研修しました。そして、私達は卒業後は自分の専門科の診療だけでなく総合診療医としての勤務を求められ、実際にそのような診療を行っていました(ちなみにこのような理由で私のような皮膚科医が南極の派遣に行くことも可能だったわけです)。そして海外での診療経験、行政機関での経験など、様々な経験を含めて、ずっと心のなかでは上記のように、人に還元できるような働き方をしようと考えていました。

 実際に開業してからは勤務医でいたときとは全く異なる苦労が多く、本当に紆余曲折ありましたが、このあたりはいつか投稿したいと考えています。
 運営に際しては、方向性を決める必要があります。そこで考えたのが、”湿疹水虫などのありふれた皮膚病から、シミ治療、脱毛など美容皮膚科領域のことまで、皮膚に関する悩みをワンストップで解決する”というコンセプトを定めました。ただその背景にはしっかりとした経営方針が必要となると思います。こちらも後日投稿したいと考えます。

 ここで唐突ですが、一応タイトルを自己紹介としており、開業後の経歴は大きな変更点はないのですが、最近学歴が追加になったので記載します。実は2024年3月16日に京都芸術大学芸術学部美術科書画コースを卒業しました。私は2010年に医学研究科という大学院を卒業し、つい最近までは最終学歴は大学院卒でしたが、2024年3月以降は芸大卒となりました。この経緯は、、

 この続きは次回で

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