『うる星やつら '87 OVA 夢の仕掛人、因幡くん登場!ラムの未来はどうなるっちゃ!?』観ましたー。
令和版うる星やつらシーズン2が始まり、そのうち因幡くんが出て来るらしいので、何となく観た記憶があるくらいの『うる星やつらOVA夢の仕掛人』を今のうちに復習しておこうと思いました。
個人的な評価
各要素
ストーリー B
脚本 B-
構成・演出 B+
思想 B
作画 A
キャラ S
声優・歌 S
バランス A
総合 A-
S→人生に深く刻まれる満足
A→大変に感動した
B→よかった
C→個人的にイマイチ
冒頭のあらすじ
内容的には、空腹で行き倒れているウサギの着ぐるみを着た青年・因幡くんにしのぶがニンジンを与えて助けたところ、お礼にデートしてあげましょう!としつこく付きまとわれ、断って吹っ飛ばして彼が落とした謎の鍵を拾って始まる物語です。
通りがかったラムちゃんに鍵についてあれこれ訊かれたしのぶが事情を話すと、それは亜空間に繋がる鍵である旨を教えられます。ふたりで諸星家に赴くと、ラムちゃんは玄関の扉を外して特殊な工具で大工仕事を始めました。
ドアの中に入ると、中は無数のドアが漂う亜空間になっていて、しのぶは足を踏み入れた瞬間床がないため落ちてしまいます。慌てたあたるも追いかけようと落下し、ラムちゃんが飛んでふたりを救出します。
しかし、ふたりを抱えて元のドアまで飛び戻ることはできず、近くの開いてるドアに入ります。
中には、特に普段と様子の変わらない友引町がありました。拍子抜けする三人ですが、しのぶは大人になった自分が、あたるにそっくりな子どもの手を引いて近所の人と談笑している姿を目撃します。
一方、あたるとラムちゃんは街で子どもを連れているサクラ先生の婚約者・つばめを見かけます。密かに尾行をして付いていくと、サクラ先生と思われる女性と一緒に住んでいました。
再び出会った因幡くんによると、彼は運命製造管理局で働いており、未来は無数に存在し、運命の部屋のドアの数だけ未来の可能性があることを告げます。この世界では、あたるはしのぶと、ラムちゃんはレイと結婚していました。
それぞれこの未来に釈然としないあたるたちは、別の未来に向かうことにします。
しかし、別の未来ではラムちゃんは終太郎と結婚していて、あたるは前の未来同様彼の部下として働いていました。
その後も何度も他の未来に行ってみますが、あたるとラムちゃんが結ばれている未来は見つかりません。未来は、現在の延長線上にしか存在しません。
ラムちゃんは、あたるにどういうことなのか問い質します。自分のことが本当に好きなら結ばれてる未来があるはずだ、と。
そこで、因幡くんはあたるら三人を運命工場に招きます。自分が望む未来を思い描きながらドアノブを作り、そのノブを運命の部屋のドアにつければ自分の願いどおりの未来ができると言います。
しのぶはあたると結婚しない未来を、ラムちゃんはあたると結ばれる未来を、あたるはハーレムの未来を、それぞれ願いながらドアノブを作ります。
果たして、うまくいくのでしょうかー。
感想
あたると結婚したいラムちゃんと、あたると結婚したくないしのぶが、あたる及び因幡くんと共に並列世界を旅する対比の物語でした。キャラクターはみな魅力的で作画も良く、バニーガールの姿を観れるのもよしでした。
ただ、思想的に運命論のストーリーかと思いきやギャグになったり、あたるとラムちゃんの愛情の質と量の差をどう妥協するのか、それとも因幡くんがしのぶを思いやる展開に重点を置いて深く描いていくのかと思いきやそういうわけでもなく話が終わってしまいますね^^;
他のOVAも観たくなりました。ここまでお読みいただきありがとうございました。
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