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自然農法、不耕起栽培。〜進路選択に迷いが生じる〜

 こんにちは。高校2年生のらぶらど〜るです。私はこれまで大学で農業経済を学びたいと思っていたのですが、少し変わったかもしれません。同じ農業についてですが、現在は自然農法、不耕起栽培などにより強い関心を持っています。

 きっかけは、かぼちゃを新聞紙で包もうとしたとき、偶然目にした記事です。因みに、このかぼちゃは北海道に修学旅行に行った際にお土産として買ってきた「恋するマロン」です。400円でした。修学旅行中に発熱し、家に帰って検査を受けるとコロナであることが発覚したため、冷蔵庫で保管することにしました。学年全体でコロナが蔓延したみたいで、現在学年閉鎖中です。学年閉鎖なんて初めて・・・。

 話を戻して不耕起栽培の記事についてですが、福島大学教授の金子信博さんが紹介されていました。土を耕さなければ、土壌中の炭素濃度が上がり、地球温暖化防止に役立つ可能性もあるということです。気になって調べてみると、育てる手間や肥料代も少なくて済むみたいで、提唱者の福岡正信さんは、東洋的な思想をベースにしていたとのこと。更に興味が湧いてきた・・・。

 また、福島大学の金子信博教授について調べてみると、木質チップを用いた原発事故の除染法を開発して特許も取得したみたいです。この方に師事したいなと思いました。

 しかし・・・いいところはたくさんありつつ、やっぱり不安です。
 1つは、シンプルに金子さんが他の大学に移ったりしないか、ということです。
 他の理由は、こんなことで悩む自分に嫌気がさしますが、偏差値です。私の高校では、旧帝大レベルの大学に行く人が多いですが、そんな中、覚悟をなかなか決められません。30歳くらいになって、同じ高校出身の人と集まったら、みんな私より年収が2,3倍あったりするんじゃないか、とか。農業高校出身で、高校では英語や数学をやっていなかった人もいるみたいなので、楽しく授業を受けられるかな、とか。まあでも、農業高校の人からしたら、初めて農業する人と一緒に実習をするとき、同じような気持ちかな?

 私は学歴社会や学歴フィルターみたいな考え方がもともと嫌いだけれど、高校に入った時点で敷かれていたレールから外れることには抵抗感がある自分にがっかりします。

 こういう心境になったときに、心に浮かぶのは、内山節さんが『自由論』で書いた内容です。「(太平洋戦争を振り返って)軍部に騙されていたという言葉が嫌いだった。大多数の人は自分を守るように過ごしていたが、抵抗の意志を貫いた人々はいた。」という言葉です。今の私からすると、日本がアメリカに宣戦布告するのは無謀だと思うし、特攻隊とか狂気の沙汰だと思うし、せめて原爆が落とされる前に潔く降伏して被害を減らせよとか思うのに、その時代は「天皇バンザイ!」が世の中の普通だったのかと思うと、普通が正しいわけではない、と痛感します。

 私は現在、学歴社会という流れが大きくなっていると思うのですが、これに疑問があります。高校も、偏差値は高いけれど、そこまで知的だなと感じる人がいません。勉強、部活以外のことをする余裕があまりなくて、読書する人が少ないからかな。その割に過剰な自信を持っている人がいたりします。

 部活のOBさんで、「就活のときに学歴フィルターを感じた!周りには早慶以上しかいなかった」と話してくれた方もいましたが、私はそれを聞いてなんか嫌だなと思いました。部活の同期の進学先について話すとき、1人、早慶よりワンランク下の私立大学に進学した方がいたみたいですが、「今は地方公務員やっているみたい。まあ、しらんけど。」と他の人に比べて軽んじている感じが伝わってきて、こんな風にはなりたくないなと思いました。

 私達は塾や家庭で勉強しといたほうが将来の選択肢は広がると教えられてきたわけですが、学歴社会の風潮は将来の選択肢を狭めていると思います。

 私の夢は、良い企業に就職することではなく、研究職に就くことです。専門性が深まったら、青年海外協力隊なんかで国際協力もしてみたい。大学とかで研究の傍ら、教育活動もできたらいいな。そして、最大の野望は砂漠化を食い止めることである。

 実は、自然農法の大家と言われている福岡さんは砂漠の緑化活動も行っていたみたいで、そのことがまた、私の興味を惹きました。

 私が夢を追いかけたいなら、福島大学ってけっこういいなと思います。親とは、家を購入する際に「第一志望は自宅から通える国公立にすること。」と約束をしたので、ここを第一志望にしようと決めたところで、許可が降りるかはわかりません。ですが、親が自宅から通える国公立にしてほしいのは、金銭的な理由からということ、親は、私が高校で塾に行くと予想していたが、実際は行っていないこと、私は中2から始めた株式投資で90万円くらい利益を得ていることから、交渉すればなんとかなりそうです。

 まあ、とりあえず、学年閉鎖が終わったら、進路部の先生に相談してみようかなと思います。

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