かつてクズだった自分へ
昔のことよく覚えてるのはメンヘラだからなのか?気にする必要のないことを気にしすぎたり、忘れたほうがいいことほど克明に覚えてたりする。
二十歳そこそこの自分の労働意欲の低さや、社会への関心の薄さは、本当に社不としか言いようがなかった。本当に自分の興味のあること(二次元)にしか関心を持てなかったのはなぜなのだろうか。
今も他人と関わることは好きではないが、当時は生命を脅かされるほどの苦手意識があった。世間話やら雑談やら、そういったものが致命的にできなかった。反面、自分にやさしくしてくれる人には全力で擦り寄って、自分の話ばかりしていた。気持ち悪い。自分が心開いてる人には聞かれてもいないことまでよくしゃべった。相手の迷惑もかえりみずに。
ゼロ100というか、まぁ極端なところがあった。価値基準が完全に自分のみだった。圧倒的な幼さ。
あのね、おまえが現実から逃げているあいだに、かつての級友たちはちゃんと闘って大人になってったんだよ。欲しいもののために、ゆずれない思いのために、ちゃんと自分自身を生きてきたんだ。
そういう人たちだから、今結果がちゃんと出てるんだよ。
おまえは20代の間、いったい何をやっていたんだろうね?働きたくない、他人と関わりたくない、自分にやさしい人とだけ仲良くしていたい、なんて甘ったれたことばかり考えて夢ばっか見て努力もしないで傷ついただの、傷つきたくないだのってさぁ。
おかげで30超えた私が割を食ってんだよ。
いやでもさ、真剣にビックリしたの。仕事はクソ、もちろん金もない。その上結婚はおろか恋人すらいないし、そもそもまともな恋愛経験もない。見た目だって下。文句ばっかりで努力もしてない。あぁ、これが今の私なのね、何もないのが私なんだと思ったらさ、情けなくて笑えてきちゃったよ。
なんつーかさ、30超えたら年相応の落ち着きが手に入るのかと思いきやさ、それは年相応に人生経験積んだ人だけが手に入れるモンなのであって、トシだけくってる子どもオバハンに醸し出せるモンじゃないよな。
いいかげん落ちつけよって思うよ自分でも。他責思考は恨みつらみを量産するだけでひとつも生産的じゃないんだから。イヤだなと思ったら離れればいいだけのこと。
とても恥ずかしいハナシだけど、新卒(22)くらいの精神年齢なんだと思うよ。
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