見出し画像

ねむたいメンヘラ

 週の真ん中水曜日!あと2日も働かなきゃいけないの?先週4日しか働いてないから、5連勤がキツイ!!!!!

 とはいえ、本当は体力的には余裕なんだよな今週は。月の真ん中は1ヶ月の中で唯一そんなに忙しくないから。

 今の職場は私という貴重な労働力を搾取するクソ職場ではあるけれど、土日祝休みな上に、正月休みと盆休みもある、年休120日の会社であるし、残業したら残業代も働いただけちゃんと出るし、福利厚生はまあまあいい方なのだ。まぁ有休は自分の意志じゃとれねーけどな!!!!!
 世の中労働環境の劣悪なオールウェイズ労基案件な会社なんて腐るほどある。上を見てもキリがないが、下を見たらもっとキリがない。弊社はたぶんまだマシな方。

 繁忙期はマジで忙しすぎて、メンヘラも怒り狂って仕事してましたがね。職場で常にキレてる完全にヤベーやつだった。ここまで追い詰める弊社クンが悪いんだからね!メンヘラちゃんは悪くないモン!の精神で仕事してました。事実弊社が悪いから仕方ないのです。

 ところで、メンヘラの価値観で言うと、健常人と同等、あるいはそれ以上の馬力で働けるようになったのって、ものすごい進歩なのだ。

 私は高校入学から20代後半に至るまで、疲れてない日がなかった。ニート期間中は肉体は元気であっても、精神的に余裕がないから疲れているし、働いている間は肉体の疲労は当然あるし、時間の拘束はあるし、無職の不安感が襲ってこない代わりに普通に労働がつらくてストレスが溜まるし。
 健常人も同じだよ!という声が上がるかもしれないが、違うのだ。
 メンヘラは常に思考回路がショート寸前な生き物だから、精神疲労により疲れてない日がないのだ。
 それゆえに、休みの日も休めない、なんて問題が発生する。常に労働が頭をかすめ、日曜日なんて起きた瞬間から絶望であった。それどころか、土曜日の夜から憂鬱が心のドアをノックする。
 それもこれも労働がイヤでイヤでたまらないことに端を発するのだが、驚くべきことに、メンタルが健全な人々は、労働がそこまでイヤではないらしいのだ。

 私さ「働かなければ人間て生きていけないんだな、じゃあ諦めて働くしかないか」の精神に至るまで12年かかったんだけど。社不なりに社会に折り合いつけるまで干支が一巡りしてんだよな。

 20代のころ、ガチな精神疾患にかかっていてまともに仕事ができなかった期間を除いても、まぁ働きぶりはゴミであったと断言できる。
 なんせ、働きたくないんだから。その上常に抑うつで、やる気なんかないんだから。
 完全なるその日暮らし労働者の精神。未来のことなど考える余裕がなかった。

 今はこうして健常人と肩を並べて働けるようになったからいいんだけどさ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?