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【#95】たった一度の失敗の魔力を、真力(まりょく)にかえる

それまで上手くいっていたことも
一度例外的に失敗してしまったとき
その1回が尾を引いてなかなか頭から離れなかった、という経験はないだろうか。


たとえば、1週間のうちで6日間はうまく仕事ができていたのに、1日でも失敗があると「いつも自分は失敗ばかりだ。」と思ってしまうなど、悪い状況を一般的なものだと考えてしまうような状態。

たとえば、長らく営業で継続的に契約を取っていたのに、一度だけ最下位の営業成績になったとき、最下位になったことばかりが気になって、「自分は営業には向いていない」と思ってしまうような状態。
最下位になったショックがあまりに大きく、仕事全体に対して不安感を抱いてしまっている。

全体の中の1つのよくないことだけに目が向いて、よいことが見えなくなり、悪いことばかりが見えてしまうという状態に陥ってしまうのだ。

全体で見ればうまくいっている方が多いのに、途端に全てが上手く行かなくなったしまったような錯覚になる。

既にもっているものが多いのに、
足りない・欠けている部分にが気になるとそれを補うまでは不完全だという自己認識。

これらの対処法としては、全体を客観的に考えることである。

先ほどの失敗例でいえば、1週間は7日ありそのうち7分の6はうまくいっている。失敗したのは7分の1だから、たった1日うまくいかなかっただけだと思うようにする。

たった1度の最下位なんてどうでもよく、ずっと契約を交わし続けていることのほうが時間的にも多く占めているという事実に目を向ける。

客観的にみたら、″ただそれだけのこと″なのにそう幻覚してしまうのは、″失敗の魔力″といってもいいだろう。

今までの結果が失敗に塗り替わるのではなく、『視点を手に入れることができた』のだ。

むしろパワーアップしているのである。


それが『真の力』になっていく。

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