嫌な感じ

私は精神障害を持っている。

それでも、いわゆる一般の人と一緒に、
お仕事をしている。

障害者雇用枠だか。

精神障害って、理解しにくいもの。

明日の事なんて、わからない。
今日、この後どうなるかなんてわからない。

別に開き直ってる訳じゃない。
仕事を軽く考えてる訳でもない。

突然に、発作的に思考停止し、体が動かず、
まるで電池切れの様に、何もできない。

そして、それをわかってて、
私を雇用してくれた、本部の人。

だが、現場はそんな私に冷たいのだ。

わかってる。
理解されてないのも、私が動けなくなって、
多大なるご迷惑をおかけしている事も。

自己嫌悪に陥って、本気で消えてしまいたい。

嫌な感じ。

でも、
国から金貰って、楽して生きる事の方が、
私は罪悪感に苛まれ、必要とされてないと、
落ち込み、自暴自棄になってしまうのだ。

だから、私は働く。

持病の事は、ちゃんと公表して、
仕事を見つけ、面接も挙動不審になりながら、
汗だくになってでも、受け続けていた。

だけど、世間て甘くない。
私のわがままなのかもしれない。

仕事に関しては、
バカ真面目な性格の私は、度を過ぎて、
しまい、自分を痛めつけてしまうのだ。

それでも、
雇ってもらっていると、自覚して、
頑張って、頑張って、酷使してしまう。

人間関係が苦手なのは、痛手である。

大抵、この類で、つまずくのだ。

心無い、一言で、
私は、ボロボロと砂のように崩れてしまう。

嫌な感じ。

気の持ちよう。

わかってる。
気にしなければいいんだと、軽く流せば、
なんて事ない話なのは、重々承知なのです。

でも、私の思考回路は、
それを、破滅の言葉として捉えてしまうの。

仕事を辞めるのは簡単だ。

だが、私はそんな人間が嫌いなのだ。
そうすれば、私は泥沼の中で、もがき、
苦しんで、後は、生きる意味を見失う。

嫌な感じ。

だから、人間関係が苦手だろうが、
思考停止して、動けなくなろうが、
今の仕事にしがみついてやるのだ。

見えない持病と向き合う為に。


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