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はじめに


映画好きを自称するようになって、10年ほど経っていた。


人生は4000週間程度しかない。
全ての映画を観尽くすことも、本を読み尽くすことも、とうてい叶わない。
積み重ねは少なく、知識も経験も、依然として頼りない。
だけど時間は確実に経過していた。
ふと考えてみた。「そもそも、どうして映画好きになったんだろう?」
もともと小説が好きで、映画との相性はよかった。
子供の頃はピクサーやディズニーの映画が好きだった。
スターウォーズやジュラシックパークのような大衆映画が好きだった。
人並みに映画を知っていた。

映画好きになった理由は幾つもあった。
だけど決定的なきっかけは、とある小説家さんの映画ブログだった。

私はその小説家さんの熱狂的なファンだった。


私は、その小説家さんの紹介する映画ブログが好きだった。
彼の知覚を通して覗いた映画が好きだった。
彼が受けた感動の断片によって、私は間違いなく影響され、人生を動かされたのだ。
映画の内容もさっぱり知らないまま、映画ブログを読んでいた。
どうにも奇妙な体験だ。
だけど私の「映画好き」に出発点があるとしたら、彼のブログなのだ。

10年前。かつての私が彼に影響を受けたように、
今度は私が誰かを創作物へ誘導できたらと思う。


そんなわけで

私が目指すのは創作物への奉仕活動だ。
私の好きな物語へのゴシップだ。
作品への点数や星はつけない。
考察を目的としない。
赤裸々な毒舌をうたう批評ではない。
むしろ過剰なまでに作為的になるだろう(ネタバレは多いので、どうか注意して欲しい)
私の好きな映画や小説を、誰かに知ってもらいたい。
あなたが書店や映画館、レンタルビデオ店や配信サイトを巡るとき、ちょっとした接点になりたい。
「なぁおい、見てくれ、こんなにもスゴイ作品があるんだぞ」というだけの話だ。

もしも私のゴシップを読んでくれた人が、その映画を観たり、本を手に取ってくれたら…
ブログの目的は達成される。



影響を受けた伊藤計劃氏のブログ


#自己紹介 #映画 #小説 #ゴシップ #映画好 #創作物


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