シュタイナーによる瞑想の言葉(その3)

私たちは単にいる(sein)だけでなく、成る(werden)ために、働いて(arbeiten)います。そこが猫ちゃんとは違うところですね。もっとも、何に成るかは、何を流れ込ませるかによって決まってきますが・・・瞑想の言葉自体も、意識的に思い出すというよりも、外から流れ込んでくる(einfließen)感じになると、本物かなと。しかし、本当は、私たちは何をやるにしても、絶えず何かを私たちの中に流れ込ませているのかも知れません。とはいえ、流れ込ませるだけでは、パンパンになってしまうので、まずは自分を流出させる必要があります。それが働くということではないでしょうか?
 
«Meditationsformel»
Wir wollen arbeiten, indem wir einfließen
lassen in unsere Arbeit dasjenige, was aus
der geistigen Welt heraus auf seelischgeistige
Weise und auf leiblich-physische
Weise in uns Mensch werden will.
《瞑想の形式》
私たちは働きたいのです、
霊的な世界から、魂的-霊的な仕方で、
そして、身体的-物理的な仕方で、
私たち人間の中で成ろうとしているものを
私たちの働きの中に流れ込ませることによって。
(GA269より、私訳)

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