【日記】何度目の飛鳥山か？

2024年2月8日 18:39

どうも。
秋元真夏さんと同じ誕生日のKトレです。

昨年12月より「東映特撮Youtube Official」にて「バトルフィーバーJ」を初視聴中です。
同作は「ゴレンジャー」「ジャッカー」とは異なり東映東京撮影所(所謂大泉のスタジオ)で制作されており、それまでの東映特撮とはロケ地の趣きも゛異なる訳ですが、そんな中ひときわ注目したのが第12話「呪い殺法バラ吹雪」でした。
その理由は先日亡くなられた江連卓氏の脚本でも、どう見たってただの人間なのに妹ロボットと言い切られるバラロボットでもなく…
バトルフィーバー対バラリンカの初戦のロケ地が、物心ついた頃から何度も通った飛鳥山公園だったこと！！

という訳で今回は東京都は北区、飛鳥山に行ってきた話です。
【取材日：2024年1月29日】
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自宅から飛鳥山まで歩いて20分ほどだが一応。
飛鳥山の最寄駅はJR京浜東北線・地下鉄南北線の王子駅だ。なんとこの駅、池袋、新宿、渋谷よりも早く出来た駅。それだけ王子は昔から開けた土地だったのである。
もともと王子神社の側であった飛鳥山は、江戸時代中頃~~仮面ライダーファンにはお馴染み過ぎるお方~~徳川吉宗の命で桜咲く行楽地として整備され、明治年間には都市公園として整備が進んだ。
新一万円札の肖像画になる渋沢栄一の邸宅が置かれたのもこの頃だそうで、~~ﾎﾜﾁｬｰ~~吉沢亮が渋沢翁を演じた大河ドラマ「青天を衝け」の頃にはコロナ禍の割に賑わっていたと思う。

そんなこんなで飛鳥山に入る。

公園は桜を中心にした豊かな木々と「渋沢史料館」を初めとした三つの博物館があるが、それらの中心には子供向け遊具の並んだ広場がある。

かか…変わらない。
「バトルフィーバーJ」は新宿副都心を筆頭に当時の東京"都心"(←ココ重要)の風景が頻繁に映っており、それがどことなく作品自体を包む大人なムードにも繋がっているように思うのだが、その一端を、慣れ親しんだ土地が担っていたのだろうか。

特に印象的な路面電車やSLは、1976(昭和41)年に展示されたそうで、「バトルフィーバー」当時は第二の人生が始まったばかりって事になる。
記憶通りなら15年前ぐらいに屋根がついてお色直しされたんだったと思う。

写真から分かる通り広場は中心部の巨大な遊具が西洋の城をイメージしており、子供をちょっと背伸びした気分にさせるにもちょうどいいのかなと思う。

こんなシーンも。

時代やわ〜。

自分も幼少期はこの遊具でよく遊んだが、
それよりずっと釘付けになっていたのが王子駅側に面した小さなテラスだ。

東京23区屈指と言って良い鉄道観覧スポット。
ここからは京浜東北線、宇都宮・高崎線(上野東京ライン)、湘南新宿ライン、東北・上越新幹線の4路線を一望できる。その奥からは都電荒川線(東京さくらトラム)の走行音も聞こえてくる。

こちらは側にあった小さな茶店もなくなりだいぶ雰囲気が変わった。
いや、それ以上に行き交う電車がだいぶ入れ替わってしまった。どれもかっこいいのだが種類が少ないのは寂しい。
それこそバトルフィーバーロボの武器ぐらい多彩であって欲しくもある。

飛鳥山公園から明治通りを挟んで反対側には王子神社があり、その麓には音無川親水公園がある。

音無川とは石神井川の別名であり、音が聞こえないほどの清流が由来らしい。現在石神井川の本流は暗渠化され飛鳥山の下を流れている。
しかし同じ北区には滝野川という地名があり、これはかつての石神井川が滝のような急流だった事に由来するらしい…。

ちょうど良い名前ねえのかよ！(東京03飯塚)

ちなみにこの親水公園の片隅で撮った写真がこれ。

「超獣戦隊ライブマン」ロケ地のひとつ、吹割の滝(群馬県)をイメージした一枚。(因みに筆者は高校時代、放送研究会の合宿で同地を訪れ先輩の映像制作を手伝った思い出がある。)
ゴツゴツした石の感じがぴったりだったと思う。
昼間は飛鳥山に比べて閑散としてて、個人的にこういう撮影には重宝した場所でもあった。
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という感じで飛鳥山で暫し思い出に浸ってきた。

もう"X"やインスタに散々書いてるのだが、筆者はこの記事を投稿した本日、引っ越した。
つまり飛鳥山もだいぶ遠い存在になったのだ。

もういい歳だし今更少年の日の思い出なんて…と思いがちなところに意外なキッカケをくれた「バトルフィーバー」には感謝しなきゃと思う。
投稿時点でYoutubeでの配信はマキ上田氏演じるサロメが初登場する第19・20話まで進んだ。来週配信分は奇しくも能登半島が舞台である。それが過ぎると怒涛のメンバー交代。
まだまだ今後が楽しみだ。

ではでは。