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【日記】「ミニプラ ブンブンカー」を作りながら考えたこと。

どうも。
最近のパワープレイ曲は「カリフォルニア・コネクション」のKトレです。

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先日、「ミニプラ 爆上合体シリーズ02 ブンブンカー」を購入してきました。
今年も順調に展開中の「爆上戦隊ブンブンジャー」ミニプラシリーズ。4月に発売された「ブンブンジャーロボ」と、もちろん完全連動。多彩な組み合わせが楽しめます。
昨年の「ミニプラ キングオージャー」は諸事情により三大守護神以降は追えなかったのもあるので、
今回は現時点でのブンブンカーに関するアレコレ思うことでも話そっかなと思います。
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・夢の車は小粒でも。

分かりやすいパッケージ、大歓迎。

ラインナップは本編に登場した…というより「ブンブンジャー」放送開始前に解禁されていた各種ブンブンカーで揃えられている。これを組み合わせる事により、
・ブンブンジャーロボポリス
・ブンブンジャーロボビルダー
・ブンブンジャーロボナイト
の各派生形態が完成する。

ランナー1枚だけ。
まぁ他のは2枚だったりするのだがやはりブンブンカー1台分となれば少ない。だが一方で一箱で完結できるのは一応喜ばしい事か。

という訳でサクッと組み立てよう。

ブンブンパトカー1
ブンブンパトカー2
ブンブンショベル
ブンブンドーザー
ブンブンレーシング
ブンブンクラシック

どれも小さいが密度はいい感じ。やっぱりミニカーって高密度さがある程度欲しい。またショベルとドーザー以外は何となく元になった車種が見えてきそうな絶妙さも感じる。この絶妙な"ホンモノっぽさ"ってブンブンカーのウリだと思う。

それでは、バクアゲ合体!

アタックモードへの変形も抜かりなく。
ブンブンジャーロボポリス!
バンバン撃ちタイヤ!

まずは二丁拳銃スタイル。
アタックモードの丸鋸を制帽のツバに見立ててるのがナイス解釈だ。
両腕のバクアゲマグナムはピストルというよりはショットガン的なシルエットでいい感じに浮世離れしてるというか、ハリウッドっぽいなと思う。



ブンブンジャーロボビルダー!
ゴンゴン砕きタイヤ!

頭部の印象がガラリと変わった。
右腕側に変化が集中したシルエットはいかにもパワーファイターっぽい。アタックモードの時にはバイスタンプのようにも見えたドーザーも見事ハンマーに早変わり。


ブンブンジャーロボナイト!
ザンザン斬りタイヤ!

戦隊ロボといったら、なんと言ってもこれだパマン
余りにも直球の剣ロボっぷりが眩しい。
また右手に剣、左腕にマント風盾という構図が「キングオージャー」っぽいのが面白い。(そういやこのスタイル、やはり騎士の要素を持つ「リュウソウジャー」も強化形態はそうだったよね。などと。)
ブンブンクラシックの剣パーツは非変形の長剣に差し替え可能。最もダイナミックなポージングが映える形態だろう!

他の戦隊ロボと並べたい!
ゴーオンジャーコラボにも出て欲しかった。

全体のシルエットは大差ないが、変わるところはとことん変わっている。ギミックも当然DX玩具の完全縮小ではないが気持ちいいものがある。

・ブンブンカーは不遇か?優遇か?

これだけ多彩な組み合わせが登場してて、「ブンブンジャー」ってロボ…というかマシンの活躍についてかなり頑張ってる作品だなと思うのだが、番組はもう追加戦士=ブンバイオレット登場というタイミングであり、やはり各形態の登場本数そのものの少なさは目につく。
有り体に言えば描くべき事象に対して話数が足りないってアレだ。こんなのブンブンジャーに始まったことではないのだが、久しぶりの小物売りスタイルなので悪目立ちしてる感じも見受けられる。
「ブンブンジャーロボの描き方が下手」と。

だが待ってほしい。
今更登場回数のマウント合戦なんてやるだけ無駄というか、"X"ですらナンセンス扱いされ始めてると思う。お隣さん「仮面ライダーガッチャード」を見ろよ!
その分遊ぶ時に再現するのがオタクの仕事だろと。

また、制作サイドも色々手を打ってるのは分かる。
そのひとつが公式Youtube「ブンブンジャーちゃんねる」だろう。


何しろほぼフルCGで本編とは異なるシチュエーションでのブンブンカーの活躍動画がアップロードされているのだ。(「キングオージャー」のレガシーってこういうところに出てるのだろうか)
これと同じ内容が某量販店のモニターで延々と流れてるのも見た。
言うなればYoutubeのショート動画に近いスタイルで、刷り込みをやりたいのがわかる。

だがこれに飽き足らず、本編でみられるブンブンカーの組み合わせもかなり自由だ。

ブンブン二刀流、クロスフィーバー風味
(今年で45周年「バトルフィーバーJ」より)

なんかカタログでもYoutubeでも見たことがないパターンがいくつか登場している。ここまでくるともう登場回数の話してる場合じゃない。数撃つことで我々を「遊ばせ」にかかっている。
今回のミニプラから外れているが「ブンブンサファリ」「ブンブンモンスター」の登場もそんな感じだった。

こういうのを見てると、バンダイが売りたいのは「完成形態」ではなく「ギミック」なんだというのが一貫してるように見えてくる。

あと個人的にブンブンカーに感じるのは、助手席という概念の新しさだ。

合体するのはあくまでも3台なのだが、ブンブンカーには助手席があり、1+2+2で5人乗れちゃうのだ。
それで助手席に座ってる人は何するのかっていうと「賑やかし」。寧ろ新しい。例え横でうるさいだけでも置き去りになる人を作らないのはスゴイ発明だなと思った。ほんの二年前、「ドンブラザーズ」のドンオニタイジンでメカとメンバーの統一を図ったのとは真逆だ。
派生形態になるためブンブンカーを乗り換える時も一緒についていく。大胆に車乗り換え過ぎだというツッコミどころはあるが、今のところ「ブンブンジャー」にはそこに目を向けさせるような"ダレ"はなさそう。
またジョイントの数的に、全員1台ずつ運転しながらの五台合体の余地も残されている。
となると全合体はどうなるんだろうか?ハイパーゴセイグレート的な載せるだけ載せるやつであっても個人的には歓迎だが…。



・まとめタイヤ

…とまあ、ブンブンカーに関する話を延々としてきたが、結局のところ今回取り上げたミニプラは結構よく出来てる。

確かにコアとなるブンブントレーラー=ブンドリオ・ブンデラスは直近ののミニプラと比べてかなり繊細で、壊れやすくはなさそうだがポロリはヒドい。
しかし全体的にはぎゅっと詰まったアイテムになっており、もう一歩ブンブンジャーロボが好きになれた気がした。


「ブンブンジャー」は当初から「つくる」という部分を強調しているが、どうもそれが戦隊らしさと嚙み合っていない気がする。
それを補ってくれる要素として、筆者はブンブンカーの更なる合体には結構期待していたりする。

ではでは。