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#宮沢賢治

御本拝読・宮沢賢治

私と賢治の因縁

 私が初めて宮沢賢治に触れたのは、小学校高学年。教科書の「やまなし」だった。鮮明に覚えている理由は、「やまなし」が理由で授業中に担任やクラスメートたちから笑われたという嬉しくない記憶があるからである。
 『「クラムボン」とは何か?』という問いに、全員が一人ずつ答えを紙に書いて(答え一つと名前を記入)答えた時。クラスの半分くらいの答えが「泡」で、次に多かったのが「太陽(光)」、2・

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