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♯10 業界未経験から最短でFP1級を取得するステップ

こんにちは、甘夏です。

この記事では、業界未経験からFP1級資格を取得するステップについて綴っています。
(先日無事にFP1級の合格証書が届きました!)

FPの勉強を始めた時に調べてみてわかったのですが、FP資格は基本的に関連業界の勤務を経験している人の受験を想定しているようで、受験資格にも実務経験:2年or3年以上、などと書かれています。

なかなか煩雑なステップではありますが、業界未経験のわたしが、実際にとった裏技?抜け道?(いえ、正規ルートです)がありますので、FP資格取得に興味を持たれた方への参考になれば幸いです。

日本国内のFP関連資格の種類

日本国内にはFP関連の資格を取得するための2つの団体が存在します。
・日本FP協会
・一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい)
この2つの団体には共通の試験や団体独自の試験・資格が存在します。

そして、日本国内にあるFP関連資格には大きく分けて以下の2種類があります。

1.FP技能検定(3級~1級)→国家資格/日本FP協会・きんざいどちらでも受験可能/更新不要

2.AFP&CFP→国際資格/日本FP協会でのみ認定/継続学習・更新が必要

業界未経験者のFP1級取得に必要な5つのステップ

なぜ業界未経験のわたしがFP1級を目指したか、については別記事に記載しています。

ここでは実際に必要な、煩雑だけど最短ルートとなる5つのステップについてご紹介します。

〇ステップ1.FP3級試験
試験:学科+実技
受験資格:FP業務に従事している者または従事しようとしている者
→はい、つまりFPに関心がある人は誰でも受験可能いわばFPへの入り口です。

〇ステップ2.FP2級試験
試験:学科+実技
受験資格:
(A)FP関連の2年以上の実務経験者
(B)日本FP協会認定のAFP資格保持者
(C)FP3級資格保持者
→わたしの場合、取れる選択肢は(C)のみなので、まずはステップ1をクリアしてから、ステップ2へ。

〇ステップ3.AFP認定
認定に必要なフロー:研修受講+提案書作成
認定に必要な資格:FP2級

〇ステップ4.CFP資格審査試験(全6科目)
試験:学科
受験資格:AFP認定者

〇ステップ5:FP1級試験
試験:学科+実技
受験資格:
①学科:
(A)FP関連の5年以上の実務経験者
(B)FP2級資格取得者かつ1年以上の実務経験者
(C)厚生労働省認定金融渉外技能審査2級の合格者かつ1年以上の実務経験者
※きんざいのみで試験実施
※わたしは(A)〜(C)のいずれにも該当しないためそもそも受験資格がないのですが、ステップ4のCFP資格審査試験がFP1級学科試験と同等とみなされるので、全6科目合格者はこの学科試験が免除となります。

②実技:
(A)CFP認定者
(B)CFP資格審査試験全6科目合格者
(C)きんざい実施のFP1級学科試験合格者
(D)きんざい実施の普通職業訓練短期課程金融実務科FP養成コースを修了した者で1年以上の実務経験者

→ここでも頻繁に出てくる「実務経験者」という文字。素人のわたしにとれる選択肢は(B)のCFP資格審査試験全6科目合格、のみです。

ステップ5までの最短期間

このように業界未経験者がFP1級取得を目指そうとすると、盛りだくさんのステップが必要でした。
また、それぞれの試験は頻繁に行われているわけではないので、それなりの期間をかけて一つずつステップをクリアしていく必要があります。
一つ一つ合格や認定の連絡をもらってからでないと次の試験や認定の申し込みができないので都度待期期間も発生します。

*2023年の例
1.FP3級試験(学科・実技は同日実施):年3回(1月・5月・9月)
2.FP2級試験(学科・実技は同日実施):年3回(1月・5月・9月)
3.AFP認定:随時(研修+提案書提出で認定まで最短1か月程度)
4.CFP資格審査試験:年2回(6月・11月)*1科目120分の試験×6 を2日間にわたって実施
※ただし1回に受験する分野数は自由に選択できるので、全6科目をに受験する人はかなり稀です。(わたしが受けた回は1.5%未満)
5.FP1級試験(実技):年1回(9月)

試験日程だけでみると、最後の9月のFP1級試験から逆算すると、
一番スムーズにいくと約1年間のスケジュールになると思います。
9月:FP1級実技←6月:CFP資格審査試験←AFP認定:4月まで←FP2級:1月←FP3級9月

わたしの場合は、2022年5月にFP3級試験を受験し、2023年9月にFP1級試験を受験したので1年4か月、FP3級受験前の勉強期間を含めると約1年半程度の道のりでした。

次に目指したいCFP認定取得

FP1級とCFP認定は、どちらもFP関連の国内最上位資格です。(後者は国際資格)
元々はFP1級を取得できればそれで十分だと考えていました。

ただ、1年半でかなりぎゅっと凝縮して短期集中型で勉強をしたので、これからも継続学習をして知識の維持やアップデートをしていかなければ今後FPとしての活動をしていくのは難しいと思っています。
FP1級は難関資格ではありますが、一度取得すれば更新は不要なので継続学習に強制力はありません。

一方、CFP認定は継続学習•更新が必要なためそこには強制力が働きます。(年会費も払い続ける必要があります。)
特にわたしの場合、関連業界に従事しているわけではないので、強制的に継続学習をすることでFP業界の知識•情報に触れていく必要があると思っています。

わたしが今後、CFP認定を取得するために必要なことは
【3年間の実務経験】を積むことです。
これは必ずしも関連業界に勤務する必要があるものではなく、
副業やボランティア、知人の相談にのる、なども実務経験とみなされるので、
次はここに向かってコツコツと積み上げていこうと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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