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いけばな歳時記 ツバキ
ツバキの花は春先かなり早くから咲き始め冬場~早春を飾ります。葉の厚みと艶が花を美しく見せ、葉をうまくカットすれば、枝の線の動きが加わり「一種いけ」も効果的です。枝の粘りはあまり無いので、細い枝は爪を使って「潰し矯め」、太い枝は金づちを使います。
上記で使ったオトメツバキは、中輪八重咲きで花芯が包み隠された花形が、可憐な乙女を思わせるとしてつけられた名前です。
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上左のヤブツバキは日本の山野に多いふつうのツバキで、花が碗形に咲き丸ごと落ちることで、皿型に開き花びらで落ちる→サザンカと区別します。
上右は「侘助(ワビスケ)」」の名前で知られる利休好み・つぼみ咲きのツバキですが、ここではマスで華やかに扱っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1678846273660-vEbWRc7dgn.jpg?width=800)
上左はボクを配してオトメツバキを紅白で使っています。上右は八重咲のツバキの園芸種ですが、私は乙女・侘助以外はツバキですませています。
↑ハンノキとオトメツバキで投げ入れ基本立真型をいけています。
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