いけばな歳時記 クリスマスホーリー
クリスマスホーリー(西洋ヒイラギ)はヨーロッパ西南~アフリカ北西・西南・東アジアに分布するモチノキの仲間。ヒイラギとは別系統です。西洋では数少ない冬に赤い実をつける常緑広葉樹で、針葉樹のモミとともに冬至の祭で使われ、キリスト教イエス生誕祭(クリスマス)に習合しました。
緑(常緑樹)・白(雪)・赤(血の犠牲orサンタクロースの衣服)=クリスマスカラー3色にクリスマスホーリーはうってつけの花材でしょう。
上作例は、ホーリーに赤いハボタン・アンスリウム、常緑ヒバを合わせたクリスマス花。
上左は、ホーリーに赤のカーネーション、常緑オウゴンヒバ、鉄オブジェ・アルミワイヤー・銀着色マツボックリを合わせたクリスマス花。
上右 メラレウカ・ホーリー・アンスリウム・サンキライ・ヒバ・枯れツルを合わせたクリスマス演出の混ぜさし。→広瀬テキスト76p メラレウカは針葉樹ならぬ常緑広葉樹で、最近クリスマス演出によく使われます。
上左 メラレウカ・オニユズ・ホーリー・アンスリウム・アルミニウム線のクリスマス花。
上右 ホーリー・スギ・ケイトウ・ナンキンハゼのクリスマス花。上下とも透明ガラス花器にいける→広瀬テキスト81p
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